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募集要項

令和8年度採用案内

科学警察研究所では、2026年4月1日に下記のとおり総合職研究員を採用する予定です。

採用研究室/人員/試験区分

業務内容

機械研究室/2名/デジタル、工学、数理科学・物理・地球科学

 機械研究室では、構造物や部品の破損等による事故、銃器等の威⼒評価、発射銃器の異同識別などを対象とし、⼯学的視点に基づく鑑定・検査を⾏っています。これらの業務では、持ち込まれた鑑定資料に対するマクロ・ミクロの観察、材料試験、数値解析といった各種⼿法を⽤いることとなります。また、事故現場において鑑定資料を適切に採取するための⼿法が必要となることもありました。

 これまで、⼤規模構造物の破壊現象を対象とした数値解析法や、⼩型⾶翔体の表⾯状態計測、有資格者を必要としない非破壊検査法といった研究を⾏ってきましたが、積層造形法のように新たな技術を社会で活⽤する場面も増えています。そこで、今後は、このような技術に関する研究も進めることとしており、そのアプローチとして、機械学習等の技術も必要としています。

知能工学研究室/1名/デジタル、工学、数理科学・物理・地球科学、化学・生物・薬学

 知能工学研究室では、科学捜査及び犯罪防止に関する基盤技術の高度化を意図して、従来の画像解析技術に加え、急速に進展する人工知能(AI)の情報処理技術を取り入れた情報工学及び画像工学に関する研究・開発及びこれらを応用した鑑定・検査を行っています。

 特に、近年取り組んでいる研究課題として、人物の歩容(歩き方と容姿)による異同識別に関する研究、ディープフェイクなどの画像改ざん検出手法に関する研究、画像による三次元空間解析に関する研究などが挙げられます。

 情報工学及び画像工学は近年の発展と有用性の向上からより様々な分野へ活用され始めており、警察業務においても活用の多様化が期待されています。そこで、従来からの研究方針を継続するとともに、多様化する需要に応えて所内の他研究室や外部の機関とも共同・協力して新たな研究課題を積極的に推進しています。

化学第一研究室/1名/化学・生物・薬学

 化学第一研究室では、麻薬・覚醒剤などの乱用薬物や、睡眠薬などの犯罪に悪用されることのある医薬品を対象に、新規分析法の開発、体内動態の解明、薬物プロファイリング法の開発などの様々な研究、さらに研究成果を応用した鑑定・検査を行っています。
 最近行った具体的な研究例としては、未知の乱用薬物の構造決定や分析法の開発、新規乱用薬物の代謝様式の解明、超臨界流体クロマトグラフィーの薬物プロファイリングへの応用、DNA情報を利用した大麻検査法の開発、薬物摂取日の特定を可能とする新規毛髪分析法の開発などが挙げられます。
 我が国においては、近年、大麻や大麻関連物質の乱用が拡大し、また、様々な新種の危険ドラッグが出現するなど、薬物乱用情勢は刻々と変化しています。このような状況に的確に対処するため、今後も研究を推進していきます。

少年研究室/1名/人間科学

 少年研究室では、少年の非行や被害を未然に防止し、少年の健全育成に向けた施策の立案に資するため、少年、家庭、学校、地域等の背景要因を考慮した実証的研究のほか、児童虐待等の被害に遭った子どもから聴取する面接技法の研究を行っています。
 研究知見は、少年の健全育成に関わる少年警察部門、聴取面接に関わる捜査部門や他省庁への研修などで幅広く活用されているほか、府省・都道府県警察本部等が実施する委員会・研究会に参画し、実務への還元に努めています。研究者としてのスキルを、現場での問題解決に役立てることができるのが仕事の醍醐味です。
 子どもや青少年の発達・心理特性、家庭や学校、テクノロジーの普及など、子どもたちを取り巻く現代社会の問題に対する幅広い関心と社会科学の実証研究への意欲を持ち、知識と技術の向上のために学び続ける姿勢を持った人材を求めています。

研究補助員の募集について

科学警察研究所では、各研究室の補助的業務等に従事していただく研究補助員の募集を行っています。 次のとおり、各研究室等の募集公告に従ってお申込みください。

採用試験に関するお問い合わせ先

国家公務員採用総合職試験に関することは、人事院(03-3581-5314)、又は人事院関東事務局(048-740-2006)に問い合わせて下さい。

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