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物理研究室

物理研究室

物理研究室では、物理学を応用した捜査鑑識技術の研究開発及び鑑定を行っている。各種レーザを用いた指紋等の可視化、レーザ機器の機能試験、放射線・核テロ対策における資機材の評価・開発や放射線計測法などに関する研究及びこれらを応用した鑑定・検査を行っている。

レーザを用いた指紋等の可視化手法の研究開発

レーザ等の光技術を応用した指紋等の可視化の研究を行っている。紫外線から赤外線までのレーザ光を出力することが可能な波長可変ナノ秒パルスレーザを用いて、各種試料の最適な可視化条件を調べたり、高速ゲート付き高感度CCDカメラと組み合せた時間分解分光法により、指紋が付着した試料から、指紋のみを可視化検出する研究を行っている。
さらに、フェムト秒レーザやハイパースペクトルイメージャを用いて指紋を検出する研究にも取り組んでいる。光を用いると試料を非破壊に検査することができる利点があり、新しい指紋検出法として役立つことが期待される。

波長可変ナノ秒レーザーを用いた時間分解分光システム

波長可変ナノ秒レーザを用いた
時間分解分光システム
右上図は本装置で撮影した指紋の蛍光画像

ハイパースペクトルイメージャ

ハイパースペクトルイメージャ
左下図は本装置で撮影した指紋の蛍光画像

放射性物質の現場検知及び核鑑識に関する研究開発

放射性物質を爆発物で拡散させるダーティーボム等のテロ事案対策として、放射性物質探索のための装備開発や現場資機材の評価、訓練用資機材の開発、被害予測に関するシミュレーションを行っている。また、現場で採取された核物質からその出所を探る核鑑識技術について、現場検知技術や分析手法の開発も行っている。

開発した資機材を用いた実動訓練の様子

開発した資機材を用いた実動訓練の様子

ガンマ線スペクトル測定による核種同定

ガンマ線スペクトル測定による核種同定

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