近年急速に進展しつつある人工知能(AI)などの情報処理技術を活用し、深層学習を用いた映像中の不審物検出・不審人物検出や異常検知、ビッグデータ分析による犯行地点予測や画像から撮影場所を特定するシステム開発、コンピュータシミュレーションを用いた事件・事故再現など、警察による警備活動や捜査活動などを支援するための研究開発を行っている。
知能工学研究室では、主に画像工学及び情報工学を応用した捜査鑑識技術の研究開発並びに鑑定を行っている。近年は特に、各種画像・映像に対する解析・処理技術に関する研究、ビッグデータ分析や深層学習による人工知能(AI)などの情報処理技術を活用した研究、及びこれらを応用した鑑定・検査を行っている。
画像鑑定法に関する研究開発
各種カメラで撮影された画像・映像について、被写体の身長や走行速度等の物理量の計測、撮影カメラの識別(CCD Fingerprint法)、不鮮明画像の画質改善処理や復元処理、撮影されている物体の異同識別や歩容による人物の異同識別、着衣や車両ナンバープレート等の文字判読、画像合成の有無の識別などの各種画像鑑定法について、研究開発を行っている。