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化学第三研究室

化学第三研究室

犯罪現場には犯人に由来するさまざまな物体、例えば繊維片、ガラス片、塗膜片、ゴム片、プラスチック片、金属片等が残され、また、犯人にも現場あるいは被害者に由来する物体が付着する。これら犯人と現場との関連性、犯罪を立証するための物体の鑑定法の研究、開発を行い、それらの方法を応用した鑑定を行っている。最近は、犯人が現場に残した微細な物件の重要性が認識されており、高性能分析機器を駆使して微細形態観察・分光分析・微量元素分析による体系的な微細物件鑑定法の確立について研究を進めている。また、ラジオアイソトープの分析法についての研究も行っている。

微細物件の分析法に関する研究

融沸点・屈折率自動測定装置

融沸点・屈折率自動測定装置
微細ガラス片の屈折率は異同識別に効果がある

微細な証拠物件は、検査のために使用できる量が極めて少ないことから、分析手法に制約を受ける。わずかな証拠物件から最大限の情報を引き出し、確実な鑑定を行うために、各種分析装置を活用した系統的分析法に関する研究を行っている。

微量不純物元素による異同識別法に関する研究

レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析装置

レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析装置
前処理が不要で迅速かつ高感度な元素分析を可能にする

ガラス片や金属片などの物件は、その原料や製造工程等に由来する特有な不純物を微量に含有している。そこで高感度分析装置類を駆使して、これら微量不純物元素を指標とした異同識別法に関する研究を行っている。

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