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情報科学第二研究室

情報科学第二研究室

高度な文書鑑定を行うための基礎研究や技術開発を行っている。文書鑑定には、筆者識別、印影鑑定(文書中の印影が偽造されているかどうか)、不明文字鑑定(塗りつぶされて見えなくなった文字を検出するなど)、事務機文字鑑定(プリンタで印字された文書から、その文書の作成に用いられた機種を識別する)、印刷物鑑定(有価証券やパスポートなどの印刷物が偽造されたものかどうか)がある。また、国家公安委員会規則に基づいて偽造通貨鑑定も行っている。

筆跡に関する研究

書字情報記録装置

書字情報記録装置

筆跡によって個人を識別するためには、筆跡の形の特徴(字画の長短や曲直など)や表記の特徴を解析する他に、文字を書いている時の運動を記録し、それらと筆跡の特徴との関係を解析する必要がある。このため、書字中のペン先の位置、速度及び筆圧に関する情報を記録できる装置を用いて基礎データを収集している。

偽造文書鑑定法の開発

真正な一万円券(左)とインクジェットプリンタで偽造した一万円券(右)を拡大して比較したもの

真正な一万円券(左)とインクジェットプリンタで偽造した一万円券(右)を拡大して比較したもの

パスポートや紙幣などは、偽造されないように高度な印刷技術が用いられている。しかし、偽造技術が進歩したため、一見しただけでは真偽の鑑別が困難な偽造印刷物も見られる。このため、高度な鑑別技術を開発する必要がある。

気になるキーワード

筆者識別

誰が書いたかわからない筆跡と、誰が書いたかわかっている筆跡を比較して両者が同じ人によって書かれたかどうかを識別すること。

印影

印章の彫刻面に印肉をつけ紙面に押印することにより紙面上に残されるパタン。
印章は実印や社印、認め印に使用されることが多いので、印影は人名や会社名であることが多い。

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