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生物第四研究室

生物第四研究室

犯罪現場から採取された血痕、体液斑、組織等のサンプルからDNA型分析による個人識別法の研究開発と、それを応用した鑑定、都道府県に対する教養を行っている。平成15年度より、機器分析によるSTR型検査法を都道府県警察科学捜査研究所のDNA型鑑定に導入することにより、検査体制の充実を行っている。また、新たな検査法の開発と平行して、現行の検査手法の信頼性の向上に関する研究も随時行っている。

DNA型鑑定に利用する新しい分析システムの検証

DNA型鑑定で利用しているSTR型検査やミトコンドリアDNA検査において、新しい検査キット、分析機器及びソフトウエア等を有効に活用するため、種々の検証を行い、適切なDNA型分析システムの開発及び維持を行っている。

機器分析によるSTR型検査に用いるフラグメントアナライザー

機器分析によるSTR型検査に用いるフラグメントアナライザー

新しい検査キットによるSTR型分析結果

新しい検査キットによるSTR型分析結果

DNAチップ技術の応用に関する研究

新しいDNA型検査技術の開発の一環として、DNAチップ技術を応用した機器を用いた一塩基多型(SNPs)検出システムの研究開発を行っている。

DNAチップ技術を応用した多型検出装置

DNAチップ技術を応用した多型検出装置

SNPチップと判定結果の例

SNPチップと判定結果の例

気になるキーワード

STR型検査法

ヒトのDNAの中に存在する短いDNA配列の繰り返し(Short Tandem Repeat)の数を「型」として検出する方法。

DNAチップ技術

小さなプレート(チップ)上で同時に多数のDNA型を判定する技術でチップ上に検出用のプローブを配列する方法や極微細な電気泳動を行う方法など多くの技術が開発されている。

一塩基多型(SNPs)

ヒトDNAの数百から数千塩基に1つ程度存在している塩基の変異で、ゲノム全体では数百万カ所あると言われている。
一つのSNP部位では3種類にしか分類できないが、多数調べることにより個人識別精度を向上させることが可能。

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