VOICE 01 志望動機別 先輩の声

日常の些細な出来事が きっかけで警察官に
INTERVIEW
前職で感じた「地域の人の
不安を払拭したい」想いが、
仕事の原点。

PROFILE
長野県 飯山警察署 生活安全課
巡査長 | 28歳
タウン誌の営業を通して知った
地域住民の不安
大学進学時に地元の長野を離れ、大学で地域活性化のゼミに所属していた流れで、タウン誌を制作する会社に就職。地域密着の便利帳的な冊子を作っている会社で、私は広告営業を担当していました。個人経営の板金工場や洋品店、住宅メーカー、コンビニ…。ありとあらゆる種類のお店や会社を回り、広告出稿をお願いする仕事です。訪問先では仕事の話だけではなく、世間話もよくします。その中で、多くの方が犯罪とまではいかないものの、それぞれ生活上の不安や悩み事、相談事を抱えていることを知りました。こうした人々の不安や悩みを払拭する仕事がしたいという思いが募ってきた時に思いついたのが「警察官」です。たまたま警察官の親族もいたので、警察官の仕事は身近に感じていましたし、警察官になれば地元にも貢献できるということで、長野県警察を受験し、合格。警察官として長野に戻ることができました。


情報をアップデートしながら、
防犯活動に力を注ぐ
特殊詐欺や不審なメールや電話、強引な訪問、虐待疑い…。警察署の生活安全課員として、人々の暮らしの心配なことや不安なことに関わる事案を幅広く担当しています。窓口での相談や通報への対応、防犯チラシの作成・配布や地元のケーブルテレビでの防犯対策につながる啓蒙活動などが主な業務です。先日は高齢のご夫婦からサポート詐欺の相談がありました。「パソコンが故障しているのでこちらに電話してください」というメッセージに従って電話したら電子マネーの購入を指示され、コンビニに電子マネーのカードを買いに行ったところ、不審に思った店員さんが警察に通報したという事案でした。ご自宅に伺い、パソコンを使える状態に直し、注意点をアドバイスしたところ、大変感謝していただけました。トラブルに巻き込まれた方は焦っていて状況をうまく話せないことも多いので、丁寧に話を聞き取ってからアドバイスするように心がけています。新手の詐欺がどんどん出てくるので、常に情報をアップデートしていくことが大切です。そしてアップデートした情報を幅広く広報していくことで、事件の発生を未然に防ぐ。まさにイメージ通りの仕事に就けたと実感しています。今後も地域の皆様のために力を入れていきたいと思っています。

私のオフタイム

休日は彼女とドライブ!
週に1回、当直で泊まり勤務がありますが、普段は8時半~17時15分までの勤務です。警察官は「残業が多い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、日頃からなるべく残業はせずに早く帰るようにと署の上司からも言われているので、普段は定時で帰ることが多いですね。映画が好きなので、休日は好きな映画を見てすごしています。あとは、彼女と一緒に出かけることも多いですね。長野県は自然も豊かなので、ドライブに行って春なら花、秋なら紅葉というように、季節の風景を楽しんでいます。そして、季節ごとの旬のおいしい食べ物を二人で一緒に食べる。オフタイムに心身共にリフレッシュすることで、また頑張ろうという気力がわいてきます。