JOB 02 生活安全警察

生活安全警察の仕事とは?

日々身近なところで発生する犯罪から住民を守るため、地域と連携して犯罪の取締りや各種防犯対策を行い、
犯罪が起きにくい安全・安心な街づくりの実現を目指します。

誰もが安心して暮らせる社会に

誰もが安心して暮らせる社会に

日常生活を脅かす身近な犯罪の取締りのほか、地域住民が犯罪の被害に遭わないための各種防犯活動、子ども・女性を犯罪から守るための対策など。人々の近くで、平穏な暮らしを守ります。

主な仕事内容

  • 防犯対策や防犯教室
  • 子供・女性の安全対策(DV、ストーカー被害、性犯罪等)
  • サイバー犯罪対策
  • 少年犯罪対策、立ち直り支援活動
  • 風俗営業、古物営業、鉄砲等の許認可
  • 環境犯罪や経済犯罪の取締り

INTERVIEW

「人の役に立った」と実感できる
仕事が何よりの誇り。

PROFILE

福島県 福島警察署 生活安全課

巡査 | 23歳

よく聞き、相談者に寄り添った
対応を心がける

生活安全課の中でも、ストーカーやDVなど、人身安全関連事案と呼ばれる分野をメインに担当しています。いずれも事態が急展開して人命に関わるおそれもある事案なので、電話などで通報を受けたら可能な限り迅速に対応することを心がけています。そしてもう一つ心がけているのが、相談者の話をよく聞くこと。相談者には未成年者もいれば、高齢の方もいます。子どもに丁寧すぎる敬語で話すと緊張してしゃべれなくなったり、逆に年配の方にフランクに接しすぎると不快に思われたりするので、相手に応じて話しやすい雰囲気を作ることが大事になります。動揺してうまく話ができない相談者も多く、警察学校での「自分の固定観念で決めつけず、相手の本心を引き出すことが大切」という教えを日々実践していますが、まだまだうまくいかないこともあります。本人しか知らないことを引き出し、相手に寄り添う対応ができるよう、日々勉強中です。

「生活安全課のことなら
なんでもお任せ」の存在に

自分なりに試行錯誤する日々の中でも、相談者の役に立てたと感じることがやりがいにつながっています。たとえば、行方不明事案。居所がわからなくなった学生を捜索し、本人を見つけた時、親御さんに泣きながら「ありがとうございます」と感謝されました。また、犯罪被害にあった女の子に、事情を聞いた際、最初のうちは泣きじゃくって被害状況が話せなかったのですが、何度も面接を重ねて、気持ちを落ち着かせながら話を聞き、最終的にはその証言を基に犯人を検挙することができました。生活安全課の仕事は幅が広く、少年犯罪や環境犯罪の取締りを担当する係もあります。将来的にはそうした知識も幅広く身につけ、「生活安全課の事案ならあの人に聞けば大丈夫」と頼りにされる警察官になることが目標です。学生の頃は「なんでも知っていて完璧」に見えた警察官が、実は日々勉強を重ねている。その努力の裏付けがあってこそ自信を持った対応ができると知りました。まだ道のりは遠いですが、努力次第できっと地域の人たちに頼りにされる警察官になれると信じています。