JOB 04 交通警察

交通警察の仕事とは?
交通事故を防止し、歩行者もドライバーも、誰もが安心して生活できる交通社会の実現を目指します。
街頭での交通指導や交通違反の取締り、交通事故・事件の捜査に加え、交通安全教育の推進活動などを行っています。

交通事故のない
社会の実現を目指す
街頭でよく目にする白バイやパトカーを中心にした交通指導取締りのほか、交通事故・事件捜査、子どもや高齢者を守るための交通安全教育の推進、交通規制など、業務は多岐にわたります。交通事故のない安全で快適な交通社会の実現に、全力で取り組んでいます。
主な仕事内容
- 交通指導取締り(白バイ・パトカー)
- 交通事故捜査
- 交通整理・交通規制
- 道路標識の整備、道路使用許可
- 運転免許に関する事務
- 交通安全教育
INTERVIEW
憧れだった白バイ隊員として
「交通事故ゼロ」を目指す。

PROFILE
鳥取県 警察本部 交通機動隊
巡査 | 26歳
「カッコいい」だけではない。
コツコツ働く魅力
小学2年生の頃、テレビで白バイ隊員が働く姿を見て「カッコいい!」と思いました。そこからずっと、思いは白バイ隊員一筋です。高校卒業後、公務員受験のために専門学校に入り、地元の警察官採用試験に合格。警察学校時代に二輪車の免許を取得し、「白バイ隊員になりたい」と言い続け、念願の交通機動隊に配属されてから4年が経ちます。結婚・出産を経て1年間の育休を取得し、育休明けも同じ仕事に戻りました。交通機動隊の仕事は、事故を未然に防ぐための交通違反の取締りがメインになりますが、その他に、交通安全広報のための活動や、マラソン・駅伝の先導も担当します。マラソン・駅伝の先導や広報活動の際、自分の姿を見て「女性でも白バイに乗れるんだ!カッコいい!」と市民の方から憧れの目を向けてもらえることも嬉しいのですが、もちろん、私たちの仕事はただカッコいいだけではありません。白バイやパトカーでパトロールをし、交通違反を取り締まり、ドライバーに交通ルールを守ることの重要性を理解してもらう。そうした日頃の地道な積み重ねが、大きな交通事故を未然に防ぐことにつながることから、大きなやりがいをもって業務に当たっています。

違反者と向き合い、
「交通事故ゼロ」を目指す
白バイ隊員になって間もない頃、一時不停止の違反を取り締まりました。するとドライバーの方が「一時停止したはず」と激しく抗議をしてきました。しかし「止まっていなかった」「一時停止をしないとなぜ危険か」を時間をかけて丁寧に説明すると、「確かに、急いでいたので止まっていなかったかもしれない。事故を起こす前にあなたに止めていただいてよかった、今後気をつけます」と納得してくれました。交通違反の取締りは、ドライバーの皆さんから嫌がられる仕事だと思っていましたが、こういうふうに理解してもらって、しかも感謝されることもあるんだと強く印象に残っています。その後も、まずは違反したドライバーの意見を聞いた上で、その方に寄り添った説明をし、理解していただくように努力を続けています。こうした活動を通して、「交通事故ゼロ」を実現することが、白バイ隊員としての大切な役割だと思っています。また、白バイ隊員が運転技能を競う全国大会に出場することも私自身の大きな目標です。そのために、そして何より「交通事故ゼロ」を実現するために、日々の運転訓練を欠かさず、技能を磨き続けていきます。

