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犯罪の被害にあうって、どんなことだろう
解説はグラフなどを参考にしながら読んでみてください。
なお、犯罪被害者とその家族の意識に関わる設問については、内閣府が実施した「国民意識調査」(※注参照)の集計結果をもとにしています。



「二次的被害」というと、私たちは報道被害をイメージしがちです。報道による被害は確かに存在し、このことを考えていくことは重要です。しかし実際には報道関係者と接することはそれほど多くないため、どのような人々の「言動・態度によって精神的に傷つけられたか」という問いで「報道関係者からの言動・態度から」をあげた人は10.1%にとどまっています。最も多かったのは「加害者の言動・態度から」(48.4%)で、次いで加害者の家族、加害者側の弁護士が続きます。また、ふだん接することの多い、家族、親族、友人などからも約2割の人がなんらかのかたちで精神的に傷つけられたとしています。加害者やそれに関わる人を別にすると、「二次的被害」は犯罪被害者とその家族にとって、ふだん接することの多いところにあることも忘れてはならないことです。


※注「犯罪被害者等に関する国民意識調査」:
「犯罪被害者等基本計画」に基づいて、内閣府が、犯罪被害者等のおかれた状況や二次的被害に関し、国民一般と犯罪被害者等を対象とした意識調査を行い、それぞれの調査結果を比較検証した。調査期間は2006(平成18)年の年末から2007(平成19)年1月。有効回答は、国民各層5,331名、犯罪被害者等1,098名。 調査結果については、警察庁ホームページで自由に閲覧できる。
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