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犯罪の被害にあうって、どんなことだろう
解説はグラフなどを参考にしながら読んでみてください。
なお、犯罪被害者とその家族の意識に関わる設問については、内閣府が実施した「国民意識調査」(※注参照)の集計結果をもとにしています。



「身体的な被害」「精神的な被害」のほかにも、重大な被害として「経済的な被害」があります。家族の稼ぎ手が被害にあった場合は、収入が途絶え、被害直後から生活が成り立たなくなります。また被害によって、これまで勤めていた職場に居づらくなったり、引越しをしなければならないケースもあります。また加害者に損害賠償を求めても、相手に支払う能力がなければ、実際には受け取れないことも少なくないのです。「経済的な被害」「身体的な被害」「精神的な被害」は、それぞれ別に存在するのではなく、たがいに深く関係し合っているために、被害回復のためにはどれも見逃すことのできないものです。


※注「犯罪被害者等に関する国民意識調査」:
「犯罪被害者等基本計画」に基づいて、内閣府が、犯罪被害者等のおかれた状況や二次的被害に関し、国民一般と犯罪被害者等を対象とした意識調査を行い、それぞれの調査結果を比較検証した。調査期間は2006(平成18)年の年末から2007(平成19)年1月。有効回答は、国民各層5,331名、犯罪被害者等1,098名。 調査結果については、警察庁ホームページで自由に閲覧できる。
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