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地域安全安心ステーション事業

 鹿児島県
 

羽月西校区安全見守り隊
羽月西小学校児童や校区住民が安心・安全に暮らすための民間団体
活動拠点:鹿児島県大口市田代277番地2(大口市立羽月西小学校



児童と一緒に下校し安心感と世代間交流を・・

構成員

PTA,老人クラブ,婦人会,公民館活動推進委員,学校関係者
人数:87名

結成の経緯

羽月西小学校校区は,山間部に位置し,通学路における人・車の交通量も少ない上,児童も自宅から小学校まで一人で帰るなど,登下校時において児童が犯罪被害に遭う可能性が高いにもかかわらず,互監視が行き届かないことから,平成18年5月,大口警察署崎山駐在所が上記構成員に地域住民によるボランティア活動の実施を呼びかけ,53人の賛同を得て平成18年6月に「羽月西校区安全見守り隊」を結成したもの。

活動の目的

羽月西小学校児童の通学路における安心安全を守るために実施してきたが,現在は小学生だけではなく,高齢者に対しては振り込め詐欺や悪質商法等の被害の未然防止など,校区内において,犯罪が発生しないような環境づくりを目的としている。

活動の内容

週3回程度,午後3時から午後5時までの間,低学年児童の下校時間に合わせ約20名体制で児童と下校すると供に,児童を自宅へ送り届けた後は通学路の危険箇所点検や防犯パトロールを実施している。

【活動に必要な物】

活動用のタスキ・ジャンパー・帽子,防寒具


活動上の問題点・解消方法

結成当初は,統一したグッズ等が無かったことから,地域住民の見守り隊の認知度は低く,また,防犯パトロール要領が分からなかったことから,パトロール隊としての防犯活動面に不安があったものの,同活動が駐在所の作成した広報紙や地元の新聞,大口市報等により報道されると,地区住民にも見守り隊が周知され,同活動に賛同し参加者が増加した上,駐在所主体により,各公民館において防犯パトロール要領及び少年補導要領などの講習会を実施したところ,パトロール隊だけではなく地区全体の防犯意識が向上した。

関係機関・団体との連携方法

大口警察署と崎山駐在所から防犯パトロール要領や少年補導要領などの講習会を定期的に実施するとともに,見守り隊員が公民館総会,子ども会,敬老会等の会合において地域住民の意見要望を聴取し,見守り隊会合において相互の情報交換を行っている。
大口警察署独自のメール配信サービスに加入し,地元の事件事故など各種情報提供をうけている。
防犯キャンペーン等を行うにあたって必要な物品(配布物)の購入費等の一部を伊佐地区防犯協会からの補助を受けている。

活動上の配慮事項

犯罪を発見した際は,反撃等により授賞するおそれがあることから無理に検挙しようとせず,犯人等の特徴を速報すると供に被害の拡大防止に努めるように指導している。隊員を多くすることにより,隊員の負担を軽減し継続的な活動が出来るように配慮している。

参考

見守り隊を結成したことにより,地域住民の防犯意識の向上はもとより,隊員である高齢者は「家にいると一人でさみしいが,隊員になり孫のような小学生と触れあうことでパトロールする楽しみが出来た」と世代間交流を図る場としても活用されている。また,駐在所等による防犯講習を受講することにより,振り込め詐欺や悪質商法等に対し毅然と断るなどの成果も見られた。

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