地域安全安心ステーション事業
福岡県 |
東宮永パトロール隊 |
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構成員会社員、自営業、主婦などの校区住民 結成の経緯平成12年までは、歳末警戒のみの活動であったものを、社会情勢の変化と地域おこしのため、平成13年に、規約や事業計画の策定を行い実質的な活動を開始、平成15年6月13日「柳川・三橋・大和 安全で安心できるまちづくり推進協議会」の発足に伴い、「東宮永パトロール隊」と名称を定め、本格的活動を展開した。 活動の目的防犯協会、交通安全協会、PTA等の他団体構成員が東宮永小学校の児童の安全確保を目的にパトロール隊を結成し、活動を展開してきた結果、その活動は児童の安全確保に留まらず、地区の安全安心まちづくりへと拡大している。 |
活動の内容毎週金曜日に児童の安全確保のため、登下校時の立番やパトロール活動を行っている他、各団体の協力を得ての校区内の溜まり場になりやすい場所の警戒、スーパー等における車上ねらい防止キャンペーン等を行っている。 【活動に必要な物】 活動用ジャンパー、腕章、合図灯など |
活動上の問題点・解消方法
結成当初、団体のパトロール活動等が市民や児童に知られておらず、身分を説明する必要があったが、「安全安心腕章」を着用しての活動を継続的に実施していくことで、市民・児童に活動が受け入れられるようになり、児童の方から声を掛けられるようになった。
このほか、新聞、テレビ等の報道や行政広報紙などによる広報により、団体の活動は市民のみならず、福岡県内に周知されている。
関係機関・団体との連携方法
柳川警察署と京町交番から犯罪情報の提供やパトロール活動の要領、注意点等の教示を受けているほか、合同パトロールの実施、活動記録の柳川警察署への提出による情報交換を行うなど、警察との連携を図っている。
柳川市安全・安心まちづくり推進協議会から腕章・夜光チョッキなどの支援を受けている。
活動上の配慮事項
犯罪者を捕まえるのではなく、児童の安全確保のため、登下校時の立番やパトロール活動を行うことを中心に活動しており、メンバーの負担を軽くすることによって継続的な活動ができるよう配意している。
参考
・柳川警察署管内の平成17年中の刑法犯認知件数は980件で、「安心安全まちづくり活動」が始まる前の平成14年に比べ443件(31%)減少、中でも東宮永校区は、29件で、平成14年に比べ26件(47.2%)と半減した。
・団体の活動は、福岡県内の他地区から視察を受けるなど注目を集めており、地域安全活動の輪を広げている。
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