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地域安全安心ステーション事業

 岡山県
 

とみやまの安全を守る会(富山学区を守る会)
安全・安心のまちづくり行動隊
活動拠点:岡山市福泊321番地2 富山コミュニティハウス


見守り隊と児童たちとの暖かい触れ合い

構成員

町内会及び学区内各種公益団体に所属している者
人数:495人

結成の経緯

平成16年の夏頃から翌年の初頭にかけて、学区内において、ハトの死骸が通学路や民家の敷地内で発見されるという不気味な出来事が10件連続発生したことから、地区住民の不安が増大し、またメディアも大きく取り上げるところとなった。富山学区連合町内会はこの事態を重く受け止め、学区内にある26の公益団体に呼びかけて、平成17年5月25日に、富山学区防犯協議会(パトロール隊の名称:とみやまの安全を守る会)を設立した。

活動の目的

学区内における犯罪発生を未然防止するため、年間を通じた自主防犯活動を展開し、もって安全で安心な地域社会の実現を図ることを主な目的としており、併せてこれら活動を通じて各参加団体の相互理解と参加者同士の親和協同の実をあげることを副次目的としている。

活動の内容

自転車前かごに「安全安心パトロール中」と書いたアピールプレートを取り付けての随時パトロール、各町内会の計画による計画的なパトロール、子ども見守り隊による登下校児童の見守り活動、青パト9台による車両パトロール、といった防犯パトロールのほか、防犯研修会や講習会の開催、小学生に対する地域安全マップ作成支援、防犯意識啓発のための「とみやま防犯情報」の発刊、子どもかけこみ110番の家の整備・拡充及び利用時の対応マニュアルの広報などを行っており、関係機関と連携のうえ各種行事に積極的に参加するなど防犯活動に取り組んでいる。

【活動に必要な物】

帽子、ベスト、ジャンパー、照明器具、トランシーバー、旗、ハンドスピーカー、腕章、タスキ、笛


活動上の問題点・解消方法

活動資金の不足が問題のひとつであり、活動すればするほど必要経費は増えるが、これを奉仕に依存したのでは長続きしないことから、「自治振興会」を立ち上げ、防犯、防災をはじめとするハード・ソフト両面の整備のための公的資金を補完するため、学区内の各世帯から若干の拠出をお願いしており、活動資金の一助としている。

関係機関・団体との連携方法

管轄の岡山東警察署から防犯情報の提供を受けるかたわら、地元の富山交番とも定期的に情報交換するとともに、毎月第2金曜日の青パト合同パトロールには交番のミニパトカーも参加してもらっている。  
県や市が計画実施する各種の研修会・講演会・合同パトロール等には毎回要員を参加させる等連携を図っており、防犯関連の知識技能の向上に資するとともに、支援や指導を受けやすい関係の構築に努めている。  
岡山県が提唱する「安全・安心岡山県づくり県民会議」に登録し、各種情報の提供や行事への案内を受けている。  防犯協会誌等への投稿、市の防犯パネル展への出展等に積極的に取り組んでいる。

活動上の配慮事項

設立の精神に則り、「みんなで参加、みんなが安心」を合い言葉に“学区横断”の参画姿勢は堅持するうちにも、次の点に心掛けている。
  ・マンネリ、ワンパターンの排除、「継続は力なり」への帰結
  ・犯罪が起こりにくい環境の醸成 ・犯罪の被害に遭わないための意識と知識づくり
  ・活動を通じた学区内諸団体及び学区住民の融和団結

参考

富山小学校区を受け持つ富山交番管内における平成19年中の刑法犯認知件数は223件で、平成18年中の307件と比較して84件(約27.4%)の減少となった。特に自転車盗やオートバイ盗の減少傾向がつよく、学区内で全体的に防犯意識の高揚方策の効果が伺える。  
また、岡山県からもその活動が評価され、「まちづくり賞」を受賞している。

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