地域安全安心ステーション事業
埼玉県 |
元浅間第三自治会 |
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構成員元浅間自治会員で自営業、時間にゆとりのある者 結成の経緯平成15年11月上旬ころの朝、元浅間自治会管内で登校中の女子中学生が刃物を持った不審者に脅され、身体を触られるという事件が発生したことから地域の有志が集まり、「地域の子ども達が安全で安心して登下校できるように」と、子どもの登下校時間帯に拠点を設けて、児童・生徒の見送り活動を開始した。 活動の目的登下校する児童・生徒の安全を守ることを目的とするが、防犯パトロールを通じて地域住民が防犯に対する意識を高めさせ、各家庭及び隣同士が協力し会うことにより、地域住民全体で地域の防犯について再認識してもらう。また、地域の行事に児童・生徒が自由に参加できる対人関係を築く。 |
活動の内容平成15年に立ち上げた「柏陽中の生徒が安全で安心して登下校できるよう」と結成した活動も、現在は小学校と高校を含めた3箇所でのパトロールとなり、29名の隊員とワンワンパトロール隊及び城南小学校のPTA等とともに、朝は有志による通学路を歩きながらのパトロール、下校時間帯は不審者が出没したを付近を拠点に、パトロール隊員は動かずに児童・生徒を見送る拠点監視方式による見守り活動を実施している。 【活動に必要な物】 ・ジャンパー・帽子・腕章・防犯ベスト・誘導灯・懐中電灯・笛・犬のバンダナ |
活動上の問題点・解消方法
問題点 子どもの下校時間帯に活動できる人員を募集することが益々困難になってきている。以前は60歳が定年で元気な中高年がいたが、現在60歳で定年を迎えても、第2の職場を求め元気に働いていることから、子どもたちの下校時間帯のパトロールの人員の確保が困難である。
解決法として、PTAと地域が協働して防犯活動を行うことにより、人員の確保に努めている。また、防犯パトロールのジャンパーや腕章、ワンワンパトロール隊の姿を見て、地域住民が自主防犯に努めている様子がうかがえる。
関係機関・団体との連携方法
現在、岩槻警察署、区役所及び学校関係との連携を密にし、岩槻警察署からの防犯速報や犯罪の発生状況等を回覧板等により地域住民に知らせ、防犯意識の高揚に努めている。また、年1回行政機関や岩槻警察署など関係機関と合同で防犯講座を開催している。今後、自治会のみでの活動は高齢化が進む中で現在の取り組みが精一杯の状況であることから、活動母体を1自治会からPTA保護者と地域の協働体制を構築すべく関係機関と調整中である。
活動上の配慮事項
1つとして、当番制を引かない。体調と用向きを最優先とし、都合が良い人だけで実施し、例え1ヶ月に1回しか出れない人がいても絶対に批判をしない。また、防犯パトロールを実施するに当たり、一番マイナスとなることは怪我人をだすことであり、事故等に巻き込まれ怪我をしないないよう最善の注意を払っている。
参考
平成15年からの防犯活動を通じて、地域と学校との距離感がなくなり、開始当時はパトロール隊員が生徒たちにあいさつをしてもあいさつが返ってこなかったが、今では防犯パトロール隊の姿を見ると率先してあいさつを掛けて来るようになり、また、地域の行事に児童・生徒が積極的に参加するようになり、高齢化が進む地域の各種行事に対し明るい兆しを与えてくれている。
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