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地域安全安心ステーション事業

 山形県
 

白椿子どもネット
「地域の子どもは地域で育てる」ネットワーク
活動拠点:山形県西置賜郡飯豊町立第二小学校



白椿子どもネット委員による朝の街頭指導

構成員

PTA役員 地域住民(民生児童委員・老人クラブ等) 教職員
人数:52人

結成の経緯

全国的に児童・生徒が被害に遭う不幸な事件・事故が続発する中、PTAでは危険箇所の洗い出しや立哨指導などを行ってきたが、さらに組織的で実効性の高い方策を求めて地域内各種団体に呼びかけ、平成18年2月に「白椿子どもネット」を結成。防犯面だけでなく、世代間交流などをとおして豊かな心の育成にも取り組むこととした。

活動の目的

児童の事件・事故の防止に努めるとともに、地域ぐるみのあいさつ運動や体験活動の提供などを推進し、「地域の子どもは地域で育てる」という機運の醸成をとおして、児童の健全育成を図る。

活動の内容

活動の総括と今後の活動推進について話し合う年2回の懇話会、ネット委員と児童との対面式、朝通学路上に立って交通安全と明るいあいさつを指導する街頭指導(PTA全会員による「いってらっしゃい運動」、PTA三役による週初めの立哨、毎月1回第一水曜日を「白椿子どもネットの日」と定めたネット委員による立哨)、下校時の見守り活動(祖父母を中心にした「安全パトロール隊」の活動、町の青色回転灯装備の防犯車両を使った巡回、車用ステッカーの活用)、「白椿子ども安全マップ」の作製、校区内公園の遊具安全点検、昔の遊びなどをとおしたお年寄りとの交流活動、人権擁護委員による「なかよしの花」の植栽と人権教室の開催など

【活動に必要な物】

活動用ジャンパー・ベスト、帽子、タスキ、のぼり、誘導旗、停止旗など


活動上の問題点・解消方法

発足当初は、活動に必要な物品をいかに準備していくかが課題となった。そこで「防犯パトロール中」の車用ステッカーを個人購入としたり、防犯協会や学校後援会・PTAの助成を受けるようにしたりして、徐々にそろえていった。さらに、平成20年、警察庁の「地域安全安心ステーション」推進事業の指定をいただいたことにより、充実することができた。

関係機関・団体との連携方法

・長井警察署と飯豊駐在所より、犯罪情報の提供や防犯パトロール活動の要領、注意点等の教示を受けている。

・飯豊町防犯協会が開催する各学区防犯ボランティア団体合同会議をとおして、情報交換を行っている。また、白椿支部からは、安全パトロ-ル時に着用するベスト作製の助成を受けている。

・飯豊町立第二小学校後援会及びPTAより、活動用ベスト作製やボランティア保険加入などの経費の助成を受けている。

活動上の配慮事項

地域の理解を得るために「まず保護者が率先して活動していこう」という確認の元、PTA会員の活動を強化し、祖父母や地域住民の活動へと広がるようにしてきた。また、「できることを、できるときに、できる範囲で」という基本姿勢で、活動が無理なく長続きできるよう配慮している。さらに、年2回の懇話会を開催して、長井警察署の指導を受けるとともに、委員同士がそれぞれの考えを交流できるようにしている。

参考

結成以来、学区内では児童生徒への声かけ事案や交通事故が1件も発生していない。また、「あいさつ運動」をとおして児童と地域住民が明るいあいさつを交わす機会が増え、子ども達を地域で育てようとする機運が高まってきている。

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