自主防犯活動事例
沖縄県 |
大謝名小学校「くがにPTA」 |
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構成員大謝名小学校区の4老人会の会員 結成の経緯他府県における「学校内での小学女児殺害事件」「学校へ侵入して児童生徒を殺害した事件」等の発生を受け、子ども達が安心して遊んだり勉学に励むことができる環境づくりをめざし、平成17年2月12日、宜野湾警察署長、宜野湾市長、大謝名小学校長、大謝名小学校PTA会長、各自治会長等の臨席のもと、大謝名小学校「くがにPTA」を結成 活動の目的大謝名小学校区の4老人会の交流の場、世代間交流の場として、大謝名小学校の校庭を開放提供し、老人会が校庭内で「子ども達を見守る活動」を展開し、不審者の侵入、事件事故の防止を図ることを目的としている。 |
活動の内容1 児童生徒の登校時において、老人会の各会員が自宅前に出て登校する児童生徒への「声かけ運動」を実施 【活動に必要な物】 防犯グッズ(チョッキ、帽子、のぼり旗、防犯腕章、スカーフ) |
活動上の問題点・解消方法
1 問題点
・ 徒歩による防犯活動のため、雨天時の活動が困難
・ 下校時における防犯活動が特定の会員で活動する傾向
2 解消方法
・ 会員、学校職員、PTA、交番員がチームを作り、年2回グランドゴルフカップを開催し、スポーツによる交流を図るとともに、試合後の懇親会で相互の意見交換会を実施している。
・ 自治会の各種行事において、大謝名小学校「くがにPTA」の活動状況を報告し、区民への周知を図っている。
関係機関・団体との連携方法
1 児童生徒の下校時間帯において、大謝名小学校「くがにPTA」が通学路において活動中、大謝名小学校PTAパトロール隊の会員が青色回転灯を装着した防犯車による巡回を実施し、大謝名小学校「くがにPTA」の地域安全活動を支援している。
2 地域を管轄する大謝名交番は、大謝名小学校「くがにPTA」の活動時間帯における小学校区内の警らを強化しており、警察との連携を図っている。
活動上の配慮事項
1 会員は70代から80代の高齢者であるので、不審者等の発見の際は、学校への連絡、110番通報等を会員へ周知している。
2 犯罪に遭わないための防犯意識の醸成を児童生徒に呼びかけることを中心に活動しており、無理なく、楽しく、散歩を兼ねた防犯パトロールを実施
参考
1 受賞歴
平成18年4月 宜野湾地区安全なまちづくり推進協議会長(宜野湾市長)から地域安全活動功労賞を受賞
平成18年10月 沖縄県警察本部長から「沖縄県自主防犯ボランティア団体」功労賞を受賞
2 団体の活動が先駆となり、沖縄県内のシルバーPTA、自主防犯ボランティア団体の設立が急
増し、地域安全運動の輪が広がっている。
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