自主防犯活動事例
宮崎県 |
雁ヶ音地区防犯パトロール隊 |
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構成員会社員、自営業など 結成の経緯雁ヶ音地区には、小学校と中学校があり学生が朝夕には、多数登下校をしている。学生を対象とした声かけ事案等が発生し、地域住民が不安を感じていたことから、地域の有志が地域住民によるボランティア活動の実施を呼びかけ、その結果、雁ヶ音五団地協議会会員61名の賛同を得て、平成17年10月に「雁ヶ音地区防犯パトロール隊」を結成。 活動の目的街頭における各種犯罪、事故及び災害の抑止を図り、地域住民の安全で安心な生活を守ることを目的とする。 |
活動の内容隊員二人以上で、毎日、主に児童生徒の登下校時間帯を中心に青色回転灯装備車により防犯広報を行いながらパトロールを実施。なお、一人住まいの高齢者宅を訪問しての安否確認、児童生徒への挨拶の積極的励行、犯罪防止活動等を行い、不審者や犯罪等を認知した場合や、保護等を必要と思われる人を発見した場合には、速やかに警察や関係機関へ通報する活動を行う。 【活動に必要な物】 青色回転灯装備車、活動用チョッキ、帽子、旗、合図灯など |
活動上の問題点・解消方法
結成当初、団体のパトロール活動等が地域住民に知られておらず、また、登下校の子ども達からの挨拶も返されない状況であったが、地道な活動を行っていくに連れて、やがて地区住民から協力が得られるようになり、地区防犯協会からも、統一されたジャンバー、帽子の支援を受け、それらを着用して活動を行った。その結果、子ども達とも元気良い挨拶を交わすことができるようになり活発な活動を行っている。また、平成18年7月に青色回転灯を装備した車によるパトロールを開始したところ、新聞、テレビ等で報道され、団体の活動が地域住民に知れ渡っている。
関係機関・団体との連携方法
・宮崎北警察署と花ヶ島交番からの犯罪情報の提供や防犯パトロール活動の要領等の教示を受けているほか、交番との合同パトロールの実施など警察との連携を図っている。
・宮崎市防犯協会から活動用ジャンパー等の支援や地域安全ニュースなどによる紹介を受けている。
・自治会への広報紙「北の広場」の発行を行い、自治会等の行う防犯活動への参加など自治会と連携した活動を行っている。
活動上の配慮事項
活動上の負担にならないように、青色回転灯装備車を2台に増やし活動をしている。また、継続的な活動ができるように、パトロール隊員のボランティアを呼びかけたところ希望者が多く、隊員が現在も増えている状況である。パトロール活動は、隊員が交代で行うこととしており息の長い活動を目指している。
参考
パトロール活動を地域住民に知らしめるために、視覚に訴える青色回転灯装備車を活用している。更には聴覚に訴えるために、広報マイクを活用し広報を行いながら実施しているが、更に発展させて音楽(音)を利用してアピールすることを警察署の指導もあり検討している。
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