警察庁-自主防犯ボランティア活動支援サイト
 
     
表示拡大 大きくする 標準
 
ホームへもどる
自主防犯活動の状況等
全国ボランティア団体検索
自主防犯活動事例
地域安全安心ステーション事業
青色回転灯装備車の運用状況
 
警察庁
 
犯罪情報 行政支援情報等
 
 
 

自主防犯活動事例

 兵庫県
 

三宮北部地域の安全・安心なまち推進協議会
犯罪のない安全・安心で美しいまち三宮とするために



広報物はがし隊活動「三宮クリーン作戦」

構成員

県・市関係機関、県警、自治会、商店街、防犯協会、交通安全協会など
人数:46人(協議会)活動員は、それぞれの団体から動員

結成の経緯

三宮北部の繁華街は、神戸の玄関口として重要な役割を担う一方、地域の特性から違法駐車及び粗暴事案、客引き行為など各種不法事案が発生していた。同地域の環境浄化を望む市民の声に対応するため、生田署では「三宮クリーン作戦」として、毎週末の夜間を中心に指導取締りを推進してきたが、更に、地域関係者、市及び関係機関・団体が連携を図り、各種活動を効果的に推進するため、平成15年12月10日、協議会の設立に至った。

活動の目的

歓楽街を犯罪のない安全・安心で美しいまちとするためには悪質な客引き、事業系ごみの不法投棄、立て看板、違法駐車、歩道上の駐輪、露店など多くの違法、迷惑事案を排除することが喫緊の課題となっている。そのため、関係者が一体となって課題解決に向けて各種施策を強力に推進することにより、安心して訪れ、安全に遊興できる魅力あるまちとし、更なる地域の活性化を図ることを目的としている。

活動の内容

これまで防犯関係では、悪質な客引きやスカウト等の指導取締りに限界があったことから、これらの迷惑行為の取締りを可能にする条例改正への働きかけと防止看板の設置等を行った。又、交通関係では、違法駐車、歩道上駐輪の指導取締りをはじめ、迷惑駐車を防止するためのボラード設置、北野川線の交通規制変更、タクシー乗り場の設置等の改善を行った。
 現在、毎月第2金曜日の広報啓発活動、年2回の定例会、3ヶ月に1度の大規模防犯キャンペーンを実施しているほか、不法看板やビラ、放置自転車の撤去等の「三宮クリーン作戦」を展開している。
 平成19年度からは、協議会内に道路交通部会・美化広報部会・ビルオーナー部会・を設置し、課題に応じた各種活動を協力に推進しているところである。

【活動に必要な物】

活動用帽子・ベスト、キャンペーン用幟・拡声機、懐中電灯、活動内容により広告剥がし用コテ・スプレー等


活動上の問題点・解消方法

昨年は、兵庫国体に向けた「おもてなしキャンペーン」と共催し、飲料業者やJT等多くのボランティアを結集したクリーン活動等、展開ができた。今後とも、部会の活動に応じて一人でも多くの参加者を確保するため、観光関係者その他、広範囲に協議会への参加を働きかけることにより、活動を盛り上げていく必要がある。

関係機関・団体との連携方法

協議会では関係行政機関として、国交省をはじめ市道路部、環境局、区役所、消防署等が参加しており、ビルオーナー会議では消防署と警察が連携して建物内のテナント調査を実施するなどの連携を図った。又、交通関係では警察署と建設事務所による交通規制に応じた看板やフラワーポット等を設置して効果を上げた。協議会では警察本部、生田警察署が犯罪情報の提供や防犯活動上のアドバイスを行うとともに、飲酒運転根絶の申し合わせを行うなど、参加団体が緊密な連携のもと活発な活動を展開している。

活動上の配慮事項

活動はこれまでの課題解決と併行して、協議会では毎月第2金曜日の広報啓発活動、3ヶ月1回の定例会、更には2ヶ月に1回の大規模キャンペーン等を継続実施している。平成19年度からは、これらの活動により、かなりの環境浄化面での改善が見られたことから、今後は各部会活動にシフトして、地域のコミュニティや団結力を高めることにより、一層の安全で安心な歓楽街を目指している。

参考

市民からはこれまでに、「夜でも飲食店街を気兼ねなく歩けるようになった。」「二重、三重になっていた迷惑駐車が減ってきた。」等の声が寄せられ、歓楽街総合対策の効果が見られるところである。反面、客引きなどは警察の取締り逃れから、一歩下がって店内に立つなど悪質巧妙化している面もあり、駐車も深夜には、タクシーが客待ちで交差点内駐車を繰り返す等がみられるこころから、今後とも継続的な取締りとともに、部会活動による業界を巻き込んだ指導啓発活動により、より良い三宮地区を継続していくため、協議会の力を結集していくこととしている。

一覧へもどる
ページトップへ