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自主防犯活動事例

 千葉県
 

本大久保(もとおおくぼ)ホームタウン桜クラブ
中高年パワーで安全安心ホームタウン



登下校時の交通安全、防犯活動

構成員

定年退職者、自営業者、主婦
人数59名(男性45名、女性14名)

結成の経緯

昭和50年~60年代に大型分譲住宅地として開発され、入居者のほとんどはサラリーマンで、近年定年退職者が増加している。定年を迎え、組織を離れた寂しさ、近所には仲間もいないので家に閉じこもるなど悪環境になり精神的、肉体的な面で健康にも影響が出る。この切実な思いから、蕎麦打ちやゴルフ、カラオケなどレクリエーションによる地域の仲間作りに始まり、防犯パトロール等の地域奉仕活動に発展しました。

活動の目的

中高年の親睦と融和を図る各サークル活動(カラオケ、ハイキング、蕎麦打ち、囲碁、将棋、ゴルフ、ボーリング、パークゴルフ、園芸、麻雀)と共に、ボランティア活動を通じ、多発する犯罪の抑止と地域の安全・安心な住みよい街づくりに努める。

活動の内容

防犯活動は、地域内に保育所2ヶ所、幼稚園、小・中学校があり、登・下校時に合わせ、毎週地域内を3班に分け、「朝」、「昼」、「夜間」にパトロールを実施し、特にパトロール中は、出会った人に一声かける。不審者、不審車、ゴミ置場、防犯灯の不具合、3箇所の公園内をチェックし、不審・不具合については、パトロール日記に記録を残す。また、犬を飼っている住民に協力依頼し、「わん・わんパトロール隊」を結成し、隙間のないパトロールを実施することにより、防犯意識の高揚と犯罪抑止に繋がる活動を続けています。

【活動に必要な物】

帽子、腕章、ジャンバー、ベスト、防寒具、懐中電灯、誘導灯、拍子木、パトロール手帳、携帯電話


活動上の問題点・解消方法

結成当初は、自治会の支援も組織母体もなく、活動資金もない状態でスタートした為、会員にお願いし会費の1年分を前払いして頂き、パトロールに必要な備品を最低限揃えると共に、地域住民から理解が得られなかったので、会報を発行し活動内容を全家庭に配布し、サークル並びにボランティア活動を継続的に実施した結果、理解と協力を得ることが出来ました。今では住民の防犯に対する意識の高揚が図られ、住民はもとより、保育園児、小学生からも元気な笑顔と声を掛けられます。

関係機関・団体との連携方法

習志野市役所に防犯パトロール隊の登録を行い、定期的に警察・市安全対策課と共に合同パトロールを実施し、防犯街頭キャンペーンに参加する等、市、警察と緊密な関係を保持しています。また、習志野警察署から活動要領、注意事項の指導、防犯講習会、防犯診断などを実施して頂き大いに参考となりました。また、一昨年11月に千葉県公安委員会より「地域防犯情報センター」の指定を受けてからは、警察からの情報を生かし、会員はもとより、連合町会、自治会等の地域に対しリアルタイムで情報発信を行い、注意や警戒を呼びかけています。

活動上の配慮事項

・防犯パトロール活動は、犯人を捕まえる事ではなく、犯罪を起こしにくい街にすること。
・パトロール中は、住民・通行人に目立つように行い、出会った人に一声掛けること。
・不審者・不審車両を見かけたら、特徴をパトロール日記に記入・記録すること。
・ゴミ集積場の不審物・可燃物の有無、エリア内の防犯灯の不具合を確認すること。
・1人では活動せず、必ずグループで活動すること。
・公園・暗がりは特に注意すること。

参考

・平成16年 4月 習志野市役所    防犯パトロール隊を登録
・平成17年 1月 習志野警察署    防犯活動により感謝状を授与
・平成17年 3月 県民NPO基礎講座 活動事例発表(市役所より依頼)
・平成17年11月 千葉県公安委員会  地域防犯情報センター指定
・平成18年 6月 他県防犯団体視察  活動事例発表(市役所より依頼)
・平成19年 5月 習志野警察署   空き巣・忍び込み500日ゼロ達成により感謝状授与
・平成19年10月 全老連「全国大会」 活動事例発表(県老人クラブ連合会)

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