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自主防犯活動事例

 千葉県
 

特定非営利活動法人 クライネスサービス
「ちょっとしたお手伝い」で安全で安心なまちづくり



「防犯パトロールに出発する前に」

構成員

地域住民及び地元企業社員。
人数:正会員216名。他に活動の趣旨に賛同する賛助会員、特別会員がいる。

結成の経緯

地元ユーカリが丘地区は商店街や娯楽施設の整備が進むなどまちが発展するに伴い犯罪や事故が増加し、また環境美化やマナーなど啓蒙活動の必要性が高まっていた。一方地元自治会の役員は毎年輪番で交代し、年度をまたがる継続的な活動が困難であったことから、自治会役員OBが中心となり安全で安心なまちづくりのため、平成12年6月に防犯・環境・福祉活動を行うボランティア団体として立ち上げた。

活動の目的

空き巣、車上ねらい、ひったくり、ストーカー行為などの犯罪が多発している。この種の犯罪から住民の安全や財産を守るためには、警察や行政の対応に頼るだけでなく自ら行動を起こすことが肝要である。この観点から自分たちが住むまちは自分たちで守り、安全で安心なまちとして発展することを目的として、防犯パトロールや環境美化活動に取り組んでいる。

活動の内容

防犯活動として夜間の活動(月2回)では駅、ゲームセンター、商店街、住宅街、公園などを徒歩及び青色回転灯装着車両で防犯パトロールを行い、昼間の活動(月4回)では通常のパトロールに加え、小中学校の校内及び通学路などを学校PTA役員と連携して実施している。また地域の各種イベントにも積極的に参加して、警備及び交通整理なども行っている。
環境美化活動(月2回)では駅周辺やメイン道路沿いの清掃活動を行うと共に駅前広場や交番前などの花一杯運動を実施している。
広報活動では地域住民向けの広報誌(近隣25自治会約7,000世帯に全戸配布)を年1回発行すると共に、会員向けに会報を年2回発行している。

【活動に必要な物】

防犯活動-パトロール車両、ユニフォーム、無線機、赤色点滅灯、拍子木他
環境美化活動-ゴミ袋、花苗他


活動上の問題点・解消方法

活動要員の確保-会員の三分の二が地元企業の現役社員であるため、昼間の活動要員が限られている。幸い地元には退職を控えている団塊の世代が多いので、今後広報活動を強化して会員の増強を図っていく。
財政上の問題-活動経費は会員の会費より賄うこととしているが、さらに地元の自治会協議会、商店会連合会、社会福祉協議会及び企業等から、趣旨に賛同して特別会員として当会に加入していただくと同時に特別会費の納入や寄付金などで支援を頂いている。また趣旨に賛同するが、活動に参加できない個人からは賛助会員として会費を納入していただいている。

関係機関・団体との連携方法

警察当局及び管内防犯組合連合会との連携は勿論のこと、佐倉警察署管内を対象とする「さくら防犯パトロールネットワーク」(74団体/会員数約4,000名)に加盟し、防犯に関する情報交換・意見交換を行い防犯活動の向上に努めている。また地元自主防犯団体との定期的な情報交換会を開催し、意見交換や問題点の洗い出しを行い、身近な防犯活動の充実を目指している。公安委員会から「地域防犯情報センター」の指定を受けているので、受理した情報を関係部門と共有すると共に、防犯活動に適切に活用していきたい。

活動上の配慮事項

情報の共有と会員の交流-1回の活動時間は2時間であるが、1時間半のパトロールまたは清掃活動の後30分間は反省及び情報交換を行い、会員の情報の共有と会員同士の交流に努めている。
支援自治会への連絡-活動内容の周知のため四半期毎の活動計画を自治会長を通じて各自治会に連絡している。

参考

あいさつ運動-まちに潤いを、そして明るいまちへの願いから、行き交う人達や生徒達に積極的に挨拶をしながらパトロールを行っている。最近では「ご苦労様です」という言葉が返ってくることが多くなった。特に生徒達からは「有り難う」、「がんばって!」という元気な声がかかるようになり、こちらが元気をもらいながら活動を続けている。

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