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自主防犯活動事例

 埼玉県
 

鷹の目防犯隊
幸手市南3丁目地内を守る為、目を光らせる鷹の目防犯隊


児童の登校時間帯をパトロール

構成員

地域の自営業者、定年退職者
人数:27名

結成の経緯

平成15年の暮れに小学生が犯罪に巻き込まれ殺害されるという痛ましい事件が新聞、テレビで報道されたことに伴い、幸手市南3丁目3区自治会から「子ども達を犯罪から守ろう」と幸手市防犯協会長から委嘱状を交付されている者が先頭に立ち、自営業者や会社を定年退職した人に声を掛け、趣旨に同意した有志14名で平成16年7月からパトロール等を開始し、平成17年4月から1区・2区の人も参加し現在に至る。

活動の目的

児童の登下校時間帯及び公園等で遊んでいる子どもの安全を確保するとともに南3丁目地内への不審者の侵入を阻止することにより、犯罪を未然に防止することを目的としている。また、犯罪者等を見た場合の通報を確立し、安全・安心な地域づくりを目指す。

活動の内容

主に児童の下校時間帯のパトロールを実施しているが、活動時間帯は何曜日の何時から何処々と指定しておらず、パトロール隊員が散歩や犬の散歩などを兼ねて実施している。早朝実施する人、日中実施する人、下校時間帯等に実施する人と様々であるが、防犯ジャンバー(夏場はベスト)、帽子、腕章を付けて活動することにより、南3丁目地内では常に防犯隊の目が光っていることをアピールし、犯罪者にこの地区内では犯罪を犯すことが出来ないと思い込ませる活動を実施している。

【活動に必要な物】

ジャンバー、ベスト、帽子、腕章、赤色灯指示灯


活動上の問題点・解消方法

活動を開始した当時は、児童に受け入れらなかったが、防犯ジャンパーを着て毎日同じ場所に立ち児童に「おはよう」、「おかえり」と声かけを実施したところ、児童も少しずつ慣れてきて今では、児童から声を掛けてくるようになった。また、児童の父兄からも「ご苦労さま」と声を掛けられる。当初は、防犯ジャンパーを着てパトロールしていても変な目で見られていたが、継続的にパトロールを実施していることにより徐々に地域の人に活動が受け入れられるようになった。当初南3丁目3区のみで実施していたが、1区・2区からの参加者も加わり27名体制となった。

関係機関・団体との連携方法

自主防犯活動を長続きさせる方策として、幸手警察署と連携を密にし毎年6月に自治会館において、児童・保護者を対象に防犯及び交通安全の講習会を開催し、地域住民に防犯意識を高めさせる活動を行っている。また、幸手警察署で配信している「幸手警察署事件簿」の情報を参考に管内での事件発生状況を把握し、地区内で防犯パトロールをしていく上での参考としている。

活動上の配慮事項

無理はしないで出来る時間で、出来ることを継続的に行うことに重点を置き、この地域の住民は防犯意識が高いことを見せしめ犯罪を未然に防止できる活動を推進している。また、個々に活動を行っている者がいることから年4回、隊員同士の情報交換会を開催し防犯パトロールの進め方や意見交換会を開催し自主防犯活動が継続できるよう配意している。

参考

隊員は会社を定年したものが大半を占めていることから、次世代にパトロールを引き継ぐためにパトロールへの参加を機会あることに呼びかけている。 これにより、岐阜県内で地域安全活動の輪が広がりつつある。

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