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自主防犯活動事例

 東京都
 

青梅防犯ボランティア隊
『自分たちのまちは 自分たちで守ろう』



構成員

会社員・JA職員など

結成の経緯

平和で、のどかなまちである梅郷地区における犯罪や事故の増加傾向から、平成8年8月、青梅警察署と梅郷地区ふれあい連絡協議会が地域住民に、防犯、交通事故防止、防災等に対する意識を高める活動を呼びかけたところ、平成9年4月「梅郷防犯ボランティア隊」を旗揚げし、自主防犯等の組織が誕生した。
人数:18名

活動の目的

青梅市梅郷3~5丁目地区の住民の防犯、交通安全、防災に対する意識の普及及び高揚を図ることを目的とする。警察の行う各種活動や犯罪捜査等に協力し、青少年の健全育成をもって犯罪、交通事故、災害のない住みよいまちづくりの実現を図ることを目的とする。

活動の内容

毎月2回の定期(夜間)パトロールでは、地域住民に積極的な声かけを行い、地域をまわる姿を示すことにより、犯罪抑止効果につなげていくため、欠かさず続けている。その他、空き巣、忍び込み、車上狙い等の防犯パンフレットの配布や交通安全街頭指導を行うとともに、観光地ならではの活動として梅まつりにおける刊行者向け街頭防犯キャンペーンを行い、夏期には多摩川における危険箇所の点検や川原でのバーベキューやつりを楽しむ方たちの水難防止を目的とした水辺パトロール、防犯座談会及び勉強会(年2回開催)、研修会など、その活動は多岐にわたっている。

【活動に必要な物】

同隊ネーム入りの「赤いアポロキャップ」と「反射素材のベスト」がユニホーム。他にベスト用点滅灯、懐中電灯、携帯無線機など。


活動上の問題点・解消方法

同隊発足当初は防犯腕章と懐中電灯のみのパトロール活動であったことから、住民にはあまり周知されなかった。そのような中、隊名や動向及び受傷事故防止、反射板入りの目立つ服装などで声かけ等の地域安全を継続的に呼びかけたことで、認知度も上がりさらにはホームページの開設のほか、新聞、テレビ、青梅市広報による幅広い報道によって同隊の活動が市民に周知されました。また、地元ふれあい協議会、地元自治会をはじめ、警視庁生活安全部長(2回)、全国防犯協会長、警視総監から防犯功労などによる表彰を受けました。

関係機関・団体との連携方法

平成9年に発足以来、継続的かつ積極的に自主防犯活動を展開し、青梅警察署や駐在所、自治体、関係機関、諸団体とも連携し防犯意識の普及高揚に努めています。同隊は、青梅市の安全安心まちづくり推進協議会(年2回開催)の推進委員としても指定されています。また、「地域安全安心ステーション」モデル事業実施地区にも指定され、駐在所を拠点に活発な地域安全活動を実施しています。パトロール時には、活動拠点である梅郷駐在所に集合し、犯罪情報の提供を受けるとともに、活動が固定・形式的にならないよう隊員相互の意見交換を実施し、創意工夫を凝らした活動を行っています。

活動上の配慮事項

住みよい地域づくりとは、住民一人ひとりの意識の上に成り立つものと考えています。そのため、パトロールの際には、すれ違う人へ「声かけ」が大変重要と思います。その現れとして同隊が活動を始めてから、地域の犯罪件数は減少の数値を示しています。私達の活動は微力ですが、地域における防犯意識の啓発の一助となれば、これほどうれしいことはありません。そして、私たちは、『できる時に、できる所で、できる人が、できる事を』これを継続の秘訣にしています。

参考

今後も地域住民の防犯。交通安全、防災に対する意識の普及及び高揚を図るとともに、特に子供や高齢者の安全確保、障害を持っている方への思いやり、青少年の健全育成活動や、各種防犯活動を積極的に展開していきます。そのため、地元小学校の「PTAふれあいパトロール隊」や自治会で構成されている「地域の安全を守る会」と連絡を密にし、子供の登下校時に活動できる同隊要員の確保に向け、年齢を問わない募集活動を行うとともに、子供から高齢者まで世代を超えた住民同士による隊員が、和気あいあいとした雰囲気の中でパトロールに取り組める隊を目指して行きたいと思います。

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