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自主防犯活動事例

 山形県
 

赤湯生き方まっすぐネットワーク
地域の絆でまっすぐ育て子ども達



まっすぐミーティングの様子

構成員

推進員(地区内各種団体の長)、小中学校生徒・PTA役員等
人数:約500人

結成の経緯

平成17年3月、山形県警察本部から、南陽市赤湯中学校区が、「少年非行防止ネットワーク事業」の指定を受けたことから、地区の様々な団体に呼びかけ、ネットワークを立ち上げたもの。県警からの指定は2年間の限定であったが、構成員等から継続を望む声が多く上がり、その後も積極的な活動を実施している。会の活動には中学生が積極的に加わっており、この会の名称も中学生が命名した。

活動の目的

地域内の小学校、中学校、高校、関係機関、地域住民、営業者等の地域の構成員によるネットワークを構築し、児童・生徒を事件や事故から守り、非行に走らないように見守ること、児童の規範意識の高揚と地域の犯罪被害防止機能の向上を図ることを目的としており、赤湯中学校生徒会では「我ら赤中 生き方まっすぐ宣言」を掲げ、非行ゼロを目指している。

活動の内容

*赤湯まっすぐ見守り隊による子どもの登下校時の見守り活動
*安全マップの作成
*地域懇談会(地域住民による話し合い)の開催
*有害環境浄化・通学路危険箇所の点検活動
*小学生・中学生対象の非行防止教室の開催
*赤湯生き方まっすぐネットワーク通信の発行(隣組回覧年4回発行)
*まっすぐトーク(地区住民対象の講演会)の開催
*まっすぐミーティング(小学生・中学生・高校生・保護者・地域住民によるグループ討議)の開催

【活動に必要な物】

手作りバッジ(赤湯中の生徒が作製)、ジャンパー、帽子、腕章等


活動上の問題点・解消方法

* 活動ごとに事務局会を開催し、そこで問題点を出し合い、対策を立てている。 顔の見える緊密な 情報交換がなされることにより、柔軟でスピーディな行動連携が実施できるように変化した。
* また、これまで、児童生徒に関心を持たなかった地域住民が、児童生徒の保護活動等に積極的  に参加するようになった。

関係機関・団体との連携方法

* ネットワーク加盟の他団体や見守り隊と連携し、赤湯公民館の青色回転灯装備車両を、子ども達 の下校時間に合わせ、当番制にして毎日運用しており、時間についてはネットワーク通信で広報し  ている。
* 団体結成時から南陽警察署と緊密に連携を取っており、まっすぐミーティング、各種研修会、防犯 教室等の開催にあたっては、全面的にバックアップしてもらっている。また健全育成活動の一環とし て、南陽警察署野球チームと赤湯中学校野球部との親善試合を行う等、交流を深めている。
* 関係機関代表等による協議会を年2回開催し、活動の成果と課題、活動の方向性等について話 し合い、その後の活動に生かしている。

活動上の配慮事項

児童生徒を事故や事件から守る活動をするのはもちろんであるが、そこから一歩進んで、地域住民で子ども達が非行に走らないように温かく見守り、地域の一員としての自覚を持った行動をしてもらうような活動を心がけている。

参考

* 中学生の地域参画の場としての一面もある。 中学生が様々な活動に積極的に参加するようにな  り、赤湯地区児童生徒の社会参加への関心が高まり、社会の一員としての自覚が生まれた。

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