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自主防犯活動事例

 北海道
 

札幌屯田防犯パトロール隊(通称「とんぼ隊」)
地域住民による地域のためのパトロール隊



公園でのパトロール状況

構成員

自営業・会社員・主婦・定年退職者等。人数:65名

結成の経緯

現隊長が地元中学校PTA会長時に、少年犯罪・非行問題、更には子供達に対する犯罪の増加、地域内の犯罪件数の多さを知り、その背景には、「人間同士の『心』の繋がりが薄れてきている」「地域の生活環境が変わってきてしまっている」と感じ、大人達が子供達に声を掛けることで、大人と子供の信頼関係が生まれ、地域環境を改善することによって、子供達を正しい方向に導く、子供達を犯罪から守る、更には、各種犯罪の未然防止を目的として、賛同者を募り平成16年9月に札幌屯田防犯パトロール隊を立ち上げた。

活動の目的

行政を含む関係機関と連携し、屯田地域の防犯活動を行うことによって、屯田地域が安全で、安心して生活できる環境を期することを目的とする。

活動の内容

隊の規約・活動要領・パトロールの実施要領等も整備し、「集団パトロール」「自主パトロール」「集中パトロール」の3本柱で行っている。
「集団パトロール」は、あらかじめ日時を決め隊員が集まり、3ブロックに分けパトロールを実施。学校下校時と夜の時間帯に実施。
「自主パトロール」は、隊員自らが行うパトロールで、時間等は隊員個々の任意で実施。
「集中パトロール」は、学校・警察等からの要請により実施。
他に「出前パトロール」として、隊員の出前等の車両(営業車)にとんぼ隊のステッカーを貼り見せるパトロールを実施。

【活動に必要な物】

制服(ジャンパー等)・身分証明書・車両用マグネットステッカー・青色回転等・携帯電話・懐中電灯等


活動上の問題点・解消方法

立ち上げ当初、「とんぼ隊」が地域に知られておらず、思うように活動できなかったが、統一の制服を着用し活動を続けるとともに、連合町内会の協力による回覧板での告知をはじめ、行政広報紙や地元の機関紙等への掲載、また、新聞やテレビの報道により「とんぼ隊」が認知された。ボランティア組織であるため、当初の活動・運営資金が無く、1口1000円以上の資金協力をしてくれる賛助隊員(パトロール活動には参加出来ないが、資金協力をしてくれる隊員)を募り、現在50名の賛助隊員の登録があり、資金的にも満たされるようになった。

関係機関・団体との連携方法

警察署から犯罪発生状況の情報をもらい、パトロールの際の参考にしている。警察と合同のパトロールを実施、警察署の防犯イベント等にも積極的に参加し、警察との連携を図っている。
屯田連合町内会との連携をとり、回覧板・広報誌等を有効に活用させてもらっている。
屯田連合町内会との連携をとり、屯田地区コミュニティーネットワークの構成団体として登録している。
中学校校区青少年健全育成委員会の一員として登録している。
学校との連携を図り、不審者情報等を交換をするとともに、学校での授業・朝礼等でとんぼ隊が講話をする機会等をいただいている。

活動上の配慮事項

犯罪者を捕まえることを目的とするものではなく、見せるパトロールをすることによって、犯罪の未然防止を目的とする活動を行う。
受傷事故防止に配慮し、何かあったらすぐに110番連絡をする。
万が一に備えボランティア保険に加入している。

参考

 

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