青色回転灯装備車の運用状況
奈良県 |
鳥見地区青色パトロール隊 |
構成員鳥見小学校PTA、同小学校教諭等30~40歳が主力。 結成の経緯同地区は奈良市の西部に位置し、3300世帯からなる新興住宅地で、昨年5月に自治連合会50名による徒歩のパトロールが出来て活動していたものの、昨年11月に発生した児童誘拐殺人事件で、子どもの安全を最重点に考えて、鳥見小学校校長、PTAの有志が中心になり、青色回転灯によるパトロール隊の結成を計画、地域・学校・PTAが協力して教諭・PTAの車両を活用し、本年4月結成した。 活動の目的鳥見小学校、同幼稚園の子どもの安全を図る。 |
活動の内容・同地区は以前から防犯意識の高い地域で、自治会の徒歩のパトロール隊、同校PTAによる徒歩のパトロール隊、地域安全推進委員による徒歩のパトロール隊が出来て活動しているが、同校区は他に比べて校区が広く、坂道が多いところから、これらの徒歩のパトロール隊と連動させて、徒歩で回らない所を中心に活動している。 【活動に必要な物】 青色防犯パトロールカー7台、防犯ジャンパー、防犯腕章、マグネット式青色パト表示板 |
活動上の問題点・解消方法
・ボランティアによる青色パトロール隊であり、これにかかる経費が問題であったがパトロール隊を自治会の安全対策に組み入れて、自治会が一部負担している。
・子どもに対する青色パトの認知度が問題であったが、発足式、夏休みの子どもの行事において全校児童の前で青色パトを披露して認知させている。
関係機関・団体との連携方法
・青色パトを独立させず、地域自治会活動と連動させている。
・市教委に対しては、同小学校校長から定期的に活動を報告して連携している。
・月1回隊長と奈良西警察署の話し合いを持って反省検討を加えている。
活動上の配慮事項
・青色パト運用について安全を第一に考えて必ず2~3名が乗車して安全運転をしている。
・「無理しない、怪我をしない、長続きをさせる」をモットーとして運用している。
・不審者を捕まえるのではなく、子どもの安全を考えて積極的な声かけ、挨拶を旨としている。
参考
・地域・学校・PTA・警察等が一体となって行っており、このような形の青色パトロール隊は県下初で、この方法を他地域に広げており、青色パトロール隊の本来の目的を越えて地域の活性化につながっている。
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