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青色回転灯装備車の運用状況

 福島県
 

会津坂下地区子ども見守り隊
坂下小学校学区内から犯罪を守る「坂下地区子ども見守り隊」


隊員による児童帰宅時の見守り活動

構成員

商店主、婦人会、老人会、保護司など
人数:49名

結成の経緯

当時、子どもを巻き込んだ凶悪事件が全国で多発し、福島県内でも声かけ事案など依然発生していた。こうした犯罪から子ども達を守るため、会津坂下警察署が会津坂下町役場、坂下地区育成会などに働きかけた結果、地域住民が立ち上がり、平成17年1月には坂下地区育成会主導の「坂下地区子ども見守り隊」が結成された。

活動の目的

子ども見守り活動と青色回転灯装備車両のパトロール活動により、多発する街頭犯罪の防止活動を推進し、「安全で安心できる街づくり」に寄与することを目的としている。

活動の内容

 児童の登下校に合わせて隊員が帽子・腕章・ベストを身に付け、活動できる時間帯と場所を各自で選定し、徒歩や自転車で子ども見守り活動を行っている。平成19年からは6台の青色回転灯装備車両が配備されて広範囲な防犯活動が可能となった。
 また、活動の発展を目指して定期的に隊員間の情報交換会を開催し、活動から得た感想や今後の活動方針について意見を出し合っている。その際、会津坂下警察署員を講師として派遣要請し犯罪情勢等について情報提供を受けている。
 こうした活動が認められ、平成17年度に会津坂下町「町民憲章推進章」、平成19年度に会津坂下警察署「署長感謝状」をそれぞれ受賞している。
◆青色回転灯を装備した車両の運用状況
 坂下ロータリークラブより青色回転灯などの寄贈を受け、平成19年7月に6台の車両が配置され
た。これにより、犯罪発生時間帯を予測したパトロール活動が積極的に行われ、地元住民から高い評価を得ている。

【活動に必要な物】

帽子、腕章、ベスト、携帯型防犯灯


活動上の問題点・解消方法

結成当初、児童などの見守り活動については、見守る場所の範囲が狭く時間も短時間だったために住民に浸透せず活動に関心を示さないなどの弊害が見られた。現在は、青色回転灯装備車両の導入で活動が広範囲になり、さらに各種の会合や広報誌などを通じて活動状況の広報にも力を注いだ結果、見守り隊の活躍ぶりが住民に周知されるようになった。

関係機関・団体との連携方法

会津坂下警察署から子ども見守り活動や装備車両によるパトロール活動の実施方法等について講習を受けているほか、警察・学校・防犯協会坂下分会等関係機関との合同研修会や地域安全ネットワーク等により情報提供を受けている。

活動上の配慮事項

地区の子ども達や住民が犯罪に巻き込まれないようにするため、不審者などの情報があれば直ちに警察署に連絡をして全面的に警察に協力する心構えでいる。さらに、隊員自身が事件事故の被害に遭わないように常日頃から注意している。

参考

会津坂下警察署は、会津坂下町など6町村を管轄しているが、中でも、会津坂下町内にはJR会津坂下駅や国道49号線沿線に商店等が集中し、交通の便もよいことから、例年、管内の刑法犯の約7割が発生している状況にある。

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