1 国民の理解の増進(基本法第20条関係)
トピックス 全国犯罪被害者支援フォーラム2019
警察庁では、犯罪被害者支援に携わる関係機関及び民間被害者支援団体の関係者が参加し、講演やパネルディスカッション等を通じて、犯罪被害者支援のための知識の向上や緊密な連携の強化を図ることなどを目的に、毎年、全国被害者支援ネットワークと共同で全国犯罪被害者支援フォーラム(以下「全国フォーラム」という。)を開催しており、令和元年度で24回目を迎えた。
同年度の全国フォーラムは、10月、東京都千代田区「イイノホール」において、「地域社会における犯罪被害者支援」をテーマに開催された。
犯罪被害者支援功労者・功労団体等表彰では、多年にわたり犯罪被害者支援活動に尽力し、多大な功労があったと認められる犯罪被害相談員等に対して、警察庁長官及び公益社団法人全国被害者支援ネットワーク理事長による連名表彰等が行われた。講演では、犯罪被害者遺族の松井克幸氏から、「犯罪被害者・遺族の存在」をテーマに、被害者の心情、被害者支援の重要性(関係機関の連携)等について、自身の体験に基づき講演が行われた。
また、パネルディスカッションでは、コーディネーターとして大塚淳子氏(帝京平成大学現代ライフ学部教授)、パネリストとして齋藤梓氏(被害者支援都民センター、臨床心理士、目白大学講師)、川本哲郎氏(京都犯罪被害者支援センター副理事長、同志社大学法学部教授)及び三上佳巳氏(神奈川県小田原警察署警務課長)を迎え、「地域社会で被害者家族を支える~子どもへの中長期的支援のために~」をテーマに議論が行われた。
