犯罪被害者等施策  >  犯罪被害者白書  >  令和7年版 犯罪被害者白書  >  民間被害者支援団体における犯罪被害者支援

第4章 支援等のための体制整備への取組

目次]   [戻る]   [次へ

3 民間の団体に対する援助(基本法第22条関係)

トピックス 民間被害者支援団体における犯罪被害者支援

■ ネコのメモ帳通じ被害者支援知って
  ~「ひとりで悩まないで」 ~

公益社団法人 被害者支援センターすてっぷぐんま
犯罪の被害に遭ってしまったとき、専門的な相談支援機関として被害者支援センターがあることを全群馬県民に知ってほしい…そのような思いから、長年すてっぷぐんまでは、相談電話番号や支援内容等が記されたメモ帳を年1回制作し、一般県民の方々に配布してきました。
群馬県における被害者支援センターの認知度は低く、第4次群馬県犯罪被害者等基本計画の段階では、被害者支援センターの認知度がわずか数パーセントであったことから、これを引き上げるべく、メモ帳を更に手に取ってもらいやすいものにリニューアルしたのが、ネコの表紙のメモ帳です。
イラスト、デザインは地元群馬県出身、ネコの絵で人気の画家おかべてつろう氏に依頼。
令和6年度でリニューアル3冊目になりますが、かわいらしいネコの絵のメモ帳は大人気。県庁、市町村役場、警察署等に置いたメモ帳をたくさんの方が持ち帰りました。また、センターに相談にみえる方々も、ネコたちに心癒やされると喜んでくださいます。スタッフの間でも、支援センターが大切にしている「ひとりじゃないよ」「つながり」というメッセージをネコたちがより多くの方々に運んでくれた、と好評です。
被害に遭われた方々が早期に被害者支援センターにつながることで、2次被害、3次被害を軽減し、ニーズに沿った的確な支援を受けられる可能性が高まります。そのためにも、まずは被害者支援センターの認知度を更に上げ、センターの存在を知ってもらうべく、今後も様々な形で広報・啓発に取り組んでまいります。
    ネコのメモ帳通じ被害者支援知って1
    ネコのメモ帳通じ被害者支援知って2

■「心癒やす 手作りぬいぐるみ ギュっとちゃん」

公益社団法人 被害者サポートセンターあいち
公益社団法人被害者サポートセンターあいちでは、高齢者福祉施設やボランティア団体に協力をいただき、犯罪被害者等支援シンボルマーク「ギュっとちゃん」のぬいぐるみを製作しております。完成した「ギュっとちゃん」は警察署や県・市町村の被害者等支援相談窓口等にあたかも「犯罪被害者等支援広報大使?」として派遣(設置)しており、本活動を開始してから4年になります。
毎年、製作団体を変えて50体ほどを依頼。一体ごとに表情が異なり、手作りであることが分かります。製作に参加していただいた方々からは「一針ごとに犯罪被害者等支援の気持ちを込めました。」とのコメントをいただいてます。製作に御協力いただいた団体は、材料費のみで引き受けていただいており、「社会貢献の一助となれば幸いです。」とのコメントをいただいています。
機関誌、ホームページ等でこの取組を紹介したところ、「材料費を寄付します。」というありがたい企業様も現れ、新聞にも取り上げていただきました。
一方、「ギュっとちゃん」たちは、相談窓口で相談者をお迎えするとともに、電話相談担当者の目の前で、聞き役となってくれています。
相談窓口のスタッフからは、「ぬいぐるみであたたかい気持ちが伝わってきた」と大変好評です。
「ギュっとちゃん」の製作を依頼するに当たり、警察庁のHP「ギュっとちゃんぬいぐるみを作ろう」は大変ありがたく、制作に関心を持たれた団体様には下記URLをお伝えしており、「社会貢献への参画」に踏み出していただいているようです。
 「心癒やす 手作りぬいぐるみ ギュっとちゃん」1
 「心癒やす 手作りぬいぐるみ ギュっとちゃん」2
ギュっとちゃんぬいぐるみを作ろう
2次元コード
ギュっとちゃんぬいぐるみを作ろう2次元コード
ギュっとちゃんぬいぐるみを作ろう:
https://www.npa.go.jp/hanzaihigai/ symbol/tsukurou.html

■ 練り切り「ギュっとちゃん」で御寄附

公益社団法人 京都犯罪被害者支援センター
(公社)京都犯罪被害者支援センターの支援件数は、平成30年までの年間1,200件前後から令和5年には約2,000件にまで急増し、令和6年度も同水準となる見込みです。
増え続ける支援活動を担い続けるために、①お金がない、②人がいない、③周知されていない、の「3無い」状態の克服が大きな課題です。
そこで、令和6年7月9日に開催した犯罪被害者等施策市町村担当者(警察署担当者)研修会にて、当センターの抱える課題を共有し、各種支援のお願いをしたところ、11月の犯罪被害者週間を中心に京都府内各地で様々な活動を展開いただき大きな成果に結びつきました。
その一つとして、京都府木津警察署では、管内の和菓子屋「長盛堂」さんに手作りの和菓子、練り切りで「ギュっとちゃん」を作ってもらい、その売り上げの一部を当センターに寄附していただく活動をされました。
11月に開催した犯罪被害者支援京都フォーラムの場で、「ギュっとちゃん」和菓子を紹介し、数量限定で配布したところ、用意した100個がすぐに無くなりました。御来場者からは「ギュっとちゃん」がとてもかわいい、食べるのがもったいないと大好評。「長盛堂」さんには後日注文が殺到したと聞いています。
これを企画実行した署員は、「地元和菓子店「長盛堂」さんのご協力により、「ギュっとちゃん」が寄附型和菓子となったことで、犯罪被害者支援団体への支援にもつながりうれしく思っています」とコメントされています。
御寄附いただけたことはもちろんのこと、「犯罪被害者支援活動」と当センターの周知に大いに寄与していただくことができました。
    練り切り「ギュっとちゃん」で御寄附1
    練り切り「ギュっとちゃん」で御寄附2

目次]   [戻る]   [次へ

警察庁 National Police Agency 〒100-8974 東京都千代田区霞が関2丁目1番2号
電話番号 03-3581-0141(代表)

掲載されている情報は、執筆時点のものです。 最新の情報は関係各機関にご確認ください。