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第5章 国民の理解の増進と配慮・協力の確保への取組

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1 国民の理解の増進(基本法第20条関係)

トピックス 全国犯罪被害者支援フォーラム2022

警察庁では、犯罪被害者等支援に携わる関係機関及び民間被害者支援団体の関係者が参加し、講演やパネルディスカッション等を通じて犯罪被害者等支援のための知識の向上や緊密な連携の強化を図ることなどを目的に、毎年、全国被害者支援ネットワーク、日本被害者学会及び犯罪被害救援基金と共同で全国犯罪被害者支援フォーラム(以下「全国フォーラム」という。)を開催しており、令和4年度で27回目を迎えた。

同年度の全国フォーラムは、10月、東京都千代田区「イイノホール」において秋篠宮皇嗣同妃両殿下の御臨席の下、「今、性犯罪被害者支援に求められるもの」をテーマに開催された。

犯罪被害者支援功労者・功労団体等表彰では、多年にわたり犯罪被害者等支援活動に尽力し、多大な功労があったと認められる犯罪被害相談員等に対して、警察庁長官及び全国被害者支援ネットワーク理事長による連名表彰等が行われた。

講演では、弁護士の上谷さくら氏から、「性犯罪被害者支援の課題~被害回復のために法や現場はどうあるべきか」をテーマに平成29年に改正された刑法の性犯罪に関する規定の主な概要、法制審議会における検討事項、被害者支援センターとの連携及び被害者支援の現場における課題等についての講演が、幼少期に性犯罪被害に遭った当事者の工藤千恵氏から、「過去とともに生きるということ~性暴力サバイバーの闘いと回復~」と題して、自身の被害体験や、その後の回復の道のり等について講演が行われた。

また、パネルディスカッションでは、コーディネーター兼パネリストとして櫻井鼓氏(追手門学院大学准教授)、パネリストとして林貴子氏(公益社団法人ぎふ犯罪被害者支援センター犯罪被害相談員)及び遠藤智子氏(一般社団法人社会的包摂サポートセンター事務局長)を迎え、「誰もが支援につながるために必要なこと」をテーマに議論が行われた。

全国犯罪被害者支援フォーラム2022

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