犯罪被害者等施策

犯罪被害等に遭われた方へ
警察庁

犯罪被害者等支援における
ワンストップサービス体制構築・運用の手引き

~地方における途切れない支援の提供体制の強化~

犯罪被害者等支援におけるワンストップサービス体制構築・運用の手引き

 犯罪被害者等には必要な支援を適時適切に途切れなく提供することが求められているところ、犯罪被害者等からは「置かれた状況に応じた支援を受けられていない」「地域によって支援内容に差がある」などの切実な声があがっています。

 警察庁においては、このような犯罪被害者等の声を踏まえて決定された「犯罪被害者等施策の一層の推進について」(令和5年6月6日犯罪被害者等施策推進会議決定)に基づく取組の1つである「地方における途切れない支援の提供体制の強化」を受け、有識者検討会を立ち上げ、御議論をいただきました。
 令和6年4月に示された同検討会の取りまとめでは、「犯罪被害者等支援に携わる機関・団体に期待される役割」「地方における途切れない支援を実現するための社会資源の充実強化」とともに「地方における途切れない支援の提供体制の構築」が提言され、その中で、犯罪被害者等支援におけるワンストップサービスを実現するため、各都道府県を中核とした多機関ワンストップサービス、各都道府県・各市区町村における機関内ワンストップサービス双方の体制確立が求められ、具体的な仕組みも示されました。

 同検討会で示されたワンストップサービス体制が、全ての地域において、できる限り早期に構築・運用され、犯罪被害者等に必要な支援がワンストップで途切れなく提供されることを目的に、有識者の御意見や調査・意見聴取で把握した先進的な取組等を参考に、この度、「犯罪被害者等支援におけるワンストップサービス体制構築・運用の手引き」を作成いたしました。
 本手引きでは、多機関ワンストップサービスと機関内ワンストップサービスを中心に、基本的な考え方、具体的な仕組みや機能、事前準備事項、運用に当たっての留意点等、ワンストップサービス体制の構築・運営に役立つ情報やノウハウ等をまとめています。
 本手引きを活用いただき、ワンストップサービスの実現に向けた取組を推進していただくよう、よろしくお願いします。