関係機関・団体と連携した犯罪被害者支援促進モデル事業

目的

犯罪被害者等が、被害から回復し、再び地域において平穏な生活を取り戻すためには、国・地方公共団体による施策の推進のみならず、地域社会全体の理解・配慮及び協力が必要不可欠である。

犯罪被害者等の問題は、一部の人間に例外的に起こると捉えられがちであり、地域社会全体の理解・配慮及び協力を確保するためには、様々な分野・場面を活用した息の長い取組を住民一人ひとりに届くよう着実に進める必要がある。

また、犯罪被害者等の置かれた状況は一人ひとり異なっており、それぞれどのような問題を抱えているのかを知ることが重要である。

本事業は、犯罪被害者等の講演等を通じて、地域に暮らす住民一人ひとりが、被害者への支援の重要性、命の大切さなどについて考え、犯罪被害者等に関する理解の増進を図ることを目的として、実施を希望する3地域(北海道、滋賀県、大阪府)においてモデル事業として実施するものである。

具体的には、大学等と連携し、学生の被害者支援への参加を促したり、様々な状況におかれた犯罪被害者等を講師を、関係機関・団体に派遣したり、被害者を取り巻く諸問題をテーマ別に取り上げるなど、様々な機関・団体と連携することにより、国民各層の被害者の置かれた状況への理解と被害者支援への協力を促すこととする。

事業の構成

1.大学生の社会参加活動促進事業(北海道)

(1)対象者
大学生
(2)開催場所
北海道内の大学  4校(北翔大学、旭川大学、札幌国際大学、釧路公立大学)、JR札幌駅西改札口コンコース
(3)開催期間
平成20年11月

2.命のメッセンジャー派遣事業(滋賀県)

(1)対象者
関係機関・団体及び一般国民
(2)開催場所
滋賀県内の6箇所
(3)開催期間
平成20年10月~平成21年2月

3.犯罪被害者等に関するテーマ別啓発事業(大阪府)

(1)対象者
一般国民
(2)開催場所
クレオ大阪西、阿倍野区民センター(大ホール)
(3)開催日
平成20年9月17日、平成20年11月15日