警察庁長官官房審議官（犯罪被害者等施策担当） 堀 誠司
警察庁で犯罪被害者等施策を担当しております、堀でございます。本日は、多くの方に「犯罪被害者週間 中央イベント」に御来場いただきまして、誠にありがとうございます。
本日は、はじめに高田香様から、「長男を亡くした事故から４年～朝顔に交通安全の願いを込めて～」と題して御講演をいただきました。
続いてのパネルディスカッションにおきましては、「社会全体で犯罪被害者等を支えていくために」をテーマとして、様々なお立場から御議論をいただきました。御登壇いただいた皆様には、改めて感謝を申し上げます。大変ありがとうございました。
さて、基調講演そしてパネルディスカッションを拝聴いたしまして、いずれにおきましても、大変心に響く実りあるお話をうかがえたと感じております。
被害に遭われた方、そしてその御家族の声にしっかりと耳を傾けて、きめ細やかな支援を行うこと、また、政府、自治体及び関係機関がより一層連携を図ることが重要であると感じております。
現在、政府では、パネルディスカッションの際にも御紹介いただきましたが、「第４次犯罪被害者等基本計画」の策定作業中でございます。犯罪被害に遭われた方、そして、御家族が一刻も早く被害から回復し、社会の中で再び平穏な生活を営むことができるよう、施策の充実を図ってまいりたいと考えております。
ところで、犯罪の被害に遭われた方などへの支援は、このような方々が、どのような境遇におかれているか、そして、何を必要とされているかにつきまして、国民の皆様の深い御理解というものがあってこそ効果を発揮するものではないかと、今日の講演そしてパネルディスカッションを拝聴して感じた次第でございます。
本日のイベントがきっかけとなりまして、犯罪被害に遭われた方などを社会全体で支えていく気運が一層高まっていくことを心から願いまして、甚だ簡単ではございますが、閉会の挨拶とさせていただきます。
本日は、大変ありがとうございました。
