国家公安委員会委員長 武田 良太（代読：国家公安委員会委員 北島 信一）
国家公安委員会委員の北島でございます。 本来でありますと武田国家公安委員会委員長が出席いたしまして御挨拶を申し上げる予定でございましたが、出席がかなわなかったことから、武田委員長から預かってまいりました挨拶文を代読させていただきます。
「本日は講演者やパネリストの方々をはじめ、多くの皆様に御出席いただきまことにありがとうございます。犯罪被害者週間は毎年11月25日から12月１日まで設定されており、これは15年前の12月１日に犯罪被害者等基本法が成立したことによります。この週間を中心に犯罪の被害に遭われた方の置かれている状況や支援の必要性について、国民の皆様にお考えいただくことを目的として、中央イベントの他、各地で様々な啓発事業が開催されています。
本年度の中央イベントでは御遺族による基調講演の後、「地域における犯罪被害者等支援」をテーマにパネルディスカッションを行うこととしております。犯罪の被害に遭われた方やその御家族の方が被害から回復し、社会の中で再び平穏な生活を営むことができるようになるには、そのお一人お一人に寄り添ったきめ細やかで充実した支援が必要であると共に、地域全体で生活の再建を支えていくという観点が重要です。
会場の皆様方におかれましては、本大会を通して犯罪の被害に遭われた方の置かれている状況や、地方公共団体及び関係機関・団体に求められている役割、相互の連携のあり方等について御理解と御関心を深めていただければ幸いです。
今回、『支え合い 勇気を出して 私から』という標語が最優秀賞に輝きました。本大会を契機に、犯罪被害者の方等に寄り添い、社会全体で支えていく気運が更に醸成されていくことを祈念し、私の挨拶といたします。令和元年11月29日 国家公安委員会委員長 武田良太」代読。
