公益社団法人沖縄被害者支援ゆいセンター理事長 伊波 輝美
ただいま御紹介いただきました被害者支援ゆいセンター、理事長の伊波です。本日、「犯罪被害者週間 沖縄大会」がこのように多くの皆様の御参加・御協力のもと、開催できましたことに主催者を代表し、心からお礼を申し上げます。
当県では、毎年、犯罪被害者週間に合わせて、沖縄県、沖縄県警察、沖縄被害者支援ゆいセンターの３者共催で「犯罪被害者支援を考える県民の集い」を開催してまいりました。今年度は、警察庁及び地元、浦添市の５者共催により本大会を開催することができましたこと、大変うれしく思います。
本日の大会では、命の大切さを学ぶ教室、作文コンクールで沖縄県最優秀賞作品に選ばれました中学生と高校生による作文朗読、少年犯罪被害者御遺族の武るり子様による基調講演、そしてそれぞれの専門分野で御活躍なさっておられる皆様と少年犯罪被害者御遺族によるパネルディスカッションを実施することができました。まことにありがとうございました。
会場の皆様が犯罪被害者御遺族等の直接の声を聞く機会はあまりないと思いますが、本大会を通じ、犯罪や事故等の被害者やその御遺族の悲壮な思い、苦しみ等について御理解いただきますとともに、被害者支援活動についても更に関心を持っていただけましたら幸いでございます。
私ども公益社団法人沖縄被害者支援ゆいセンターは、沖縄県公安委員会から被害者支援を適切に行うことができる、営利を目的としない犯罪被害者等早期援助団体として指定を受け、警察や検察庁、弁護士会、市町村等、関係機関や団体と連携し、様々な被害者支援活動を行っております。今後とも被害者の様々なニーズに応じた切れ目のない被害者支援活動を行ってまいります。今後とも全ての人が、被害者も加害者も生まない社会づくりを目指し、それぞれの立場で御協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びになりましたが、山川まゆみさんと島うた少女“テン”の皆様がミニコンサートで会場の皆様の心を癒やすことができたと思います。とても和やかな気持ちで本大会を終了することができますことに対し、お礼を申し上げます。
長時間にかかわらず、最後まで本大会にご参加いただきました皆様、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。本日はありがとうございました。
