第4章 組織犯罪対策 

第3節 来日外国人犯罪対策

1 来日外国人犯罪の情勢

(1)全般的傾向

来日外国人犯罪の検挙状況の推移は、図表4-12のとおりである。平成の初期から増加傾向にあった来日外国人犯罪は、検挙件数については平成17年をピークに7年連続して、検挙人員については16年をピークに8年連続して、それぞれ減少していたが、25年中は、検挙件数、検挙人員共に前年より僅かに増加した。

 
図表4-12 来日外国人犯罪検挙状況の推移(昭和59~平成25年)
図表4-12 来日外国人犯罪検挙状況の推移(昭和59~平成25年)
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図表4-13 来日外国人犯罪検挙状況の推移(平成16~25年)
図表4-13 来日外国人犯罪検挙状況の推移(平成16~25年)
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(2)国籍・地域別検挙状況

平成25年中の来日外国人犯罪の検挙状況を国籍・地域別にみると、図表4-14のとおりである。検挙人員では、過去10年間、中国(台湾、香港を除く。)が継続して最も大きな比率を占めている。また、過去10年間における刑法犯検挙件数(罪種別)の推移をみると、侵入窃盗では中国が継続して最も大きな比率を占めているほか、自動車盗ではブラジルが、万引きではベトナムと中国が大きな率を占めているなど、罪種によって高い比率を占める国が異なっている。

 
図表4-14 来日外国人犯罪の国籍・地域別検挙状況(平成25年)
図表4-14 来日外国人犯罪の国籍・地域別検挙状況(平成25年)
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 第3節 来日外国人犯罪対策

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