特集II 子供・女性・高齢者と警察活動

第4節 高齢者をめぐる警察活動

刑法犯認知件数全体に占める高齢者が被害者となった件数の割合は過去20年間で2倍以上に増加した。特に、レンタル携帯電話やバーチャルオフィス等の犯罪インフラを悪用して敢行される特殊詐欺や悪質商法において、被害者に占める高齢者の割合の増加が顕著である。また、虐待等の高齢者に対する暴力的事案も増加傾向にある。

一方で、高齢者人口の増加に伴い、刑法犯検挙人員に占める高齢者の割合も増加している。

警察では、各種法令を適用した取締りや広報啓発活動に加えて、関係機関・団体等と連携した高齢者の犯罪被害防止に向けた取組のほか、高齢者の規範意識の向上や地域社会の絆の強化に向けた各種取組を実施している。



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