特殊詐欺被害における
インターネットバンキング利用の実態
最近の特殊詐欺は、1件当たりの被害額が高額になっている傾向があります。
原因は、振込金額上限などに左右されない「インターネットバンキング」の悪用が増えているためです。
このページでわかること
被害の実態と事例
被害の実態
※令和6年1月~5月における特殊詐欺の被害額が500万円以上の振込型(認知件数374件、被害額62.5億円)について、調査を実施
特殊詐欺の振込形態別件数・被害額
特殊詐欺の振込形態別件数
特殊詐欺の振込形態別被害額
インターネットバンキング利用の割合が被害額の約6割を占める
インターネットバンキング利用の認知件数・被害額ともに増加傾向
特殊詐欺の類型別インターネットバンキング利用設定状況
被害者がインターネットバンキング設定済みの既存口座利用が約6割に上る
被疑者の指示で被害者がインターネットバンキング口座を開設、インターネットバンキング機能を追加で設定するケースも見られ、中には被疑者が被害者名義でインターネットバンキング口座を開設するケースも見られる
特殊詐欺におけるインターネットバンキングを利用した振込被害の推移
実際の事例
被害額 : 合計約1,120万円
被害者は、警察官や検察官などを名乗る者らから
「あなたの口座が犯罪に使われていた可能性がある」
などと電話で言われ、被疑者の指示でインターネットバンキングの口座を複数開設した上で、同口座に預貯金を移した。
さらに被疑者の指示で当該口座から、7回にわたり約1,120万円を指定口座へ振込送金し詐取された。
気を付けるべきポイント
インターネットバンキングに誘導されたら要注意
「インターネットバンキングを開設して」「インターネットバンキングで送金して」は詐欺の可能性があります!
多額のお金を失う前に、すぐ電話を切り、警察や家族に相談をしてください。
Check
相手から、「インターネットバンキングを開設して」「インターネットバンキングで送金して」と誘導されたら要注意!