第5章　安全かつ快適な交通の確保

第1節　平成27年の交通事故情勢

1　交通事故の発生状況

（1）概況

平成27年中の交通事故の発生件数及び負傷者数は、11年連続の減少となったが、死者数は4,117人で、15年ぶりに前年より増加した。

○　発生件数…53万6,899件（前年比3万6,943件（6.4％）減少）

○　死者数^（注1）…4,117人（前年比4人（0.1％）増加）

○　負傷者数…66万6,023人（前年比4万5,351人（6.4％）減少）

○　交通事故発生から30日以内^（注2）の死者数…4,859人（前年比21人（0.4％）増加）

（2）死者数等の推移

死者数の推移をみると、平成17年と比較して、27年中の死者数全体は40.7％減少し、うち65歳以上の死者数は24.0％減少した。

死者数全体に占める65歳以上の割合は24年以降増加しており、27年中は54.6％を占めている。

人口10万人当たり死者数の推移をみると、17年と比較して、27年中の全年齢層の死者数、65歳以上の死者数のいずれも40％以上減少しているが、65歳以上は全年齢層の2倍以上の水準で推移している。

また、発生件数及び負傷者数の推移は、図表5－4のとおりである。