第5章 安全かつ快適な交通の確保

2 交通死亡事故の特徴

(1)年齢層別の特徴

平成27年中の人口10万人当たり死者数を年齢層別にみると、65歳以上は全年齢層の平均を超えており、特に75歳以上では全年齢層の2倍以上となっている。

また、免許人口10万人当たりの自動車、自動二輪車及び原動機付自転車(以下「自動車等」という。)の死亡事故件数を第1当事者(注)の年齢層別にみると、24歳以下及び75歳以上が特に多い。

注:事故当事者のうち最も過失が重い者をいう。
 
図表5-5 年齢層別人口10万人当たり死者数(平成27年)
図表5-5 年齢層別人口10万人当たり死者数(平成27年)
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図表5-6 自動車等の運転者(第1当事者)の年齢層別免許人口10万人当たり死亡事故件数(平成27年)
図表5-6 自動車等の運転者(第1当事者)の年齢層別免許人口10万人当たり死亡事故件数(平成27年)
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(2)状態別・類型別の特徴

人口10万人当たり死者数の推移を状態別にみると、歩行中及び自動車乗車中が多く、歩行中の死者数及び自転車乗用中の死者数は他の状態と比べて余り減少していない。

また、人口10万人当たり死亡事故件数の推移を類型別にみると、正面衝突等(注)、横断中、出会い頭衝突が多く、横断中の死亡事故は他の類型と比べて余り減少していない。

注:正面衝突、路外逸脱又は工作物衝突をいう。
 
図表5-7 状態別人口10万人当たり死者数の推移(平成17~27年)
図表5-7 状態別人口10万人当たり死者数の推移(平成17~27年)
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図表5-8 類型別人口10万人当たり死亡事故件数の推移(平成17~27年)
図表5-8 類型別人口10万人当たり死亡事故件数の推移(平成17~27年)
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