第4章 犯罪情勢と捜査活動 |
事例
マレーシア人の男(48)らは、14年4月、日本人の男(51)らと共謀の上、偽造クレジットカード作成用のプラスチック板(いわゆる生カード)約5,000枚をマレーシアから密輸入しようと本邦に持ち込んだところ、新東京国際空港の税関職員に発見された。 その後の捜査の結果、15年7月までに、マレーシア人2人及び日本人3人を支払用カード電磁的記録不正作出器械原料準備罪、関税法違反等で検挙するとともに、東京都内のクレジットカード偽造工場を捜索し、パソコンやフロッピーディスクのほか、特殊文字用打刻機等の偽造用資機材及び生カード約1万8,000枚を押収した。押収したフロッピーディスク等には、約3,800人分のカードデータが記録されていた(千葉)。 |
6 カード犯罪 |
前の項目に戻る | 次の項目に進む |