第4章 犯罪情勢と捜査活動 

(2) カード犯罪対策

 警察では、平成12年9月に設置された、クレジットカード発行会社により構成される全国クレジットカード犯罪対策連絡協議会を通じて、カード犯罪の発生状況や手口に関する情報を交換するとともに、クレジットカード加盟店等に捜査やスキミング(注)等の不正使用対策への協力を呼び掛けている。
 現在、関係事業者により、サイン照合等の徹底、信用照会端末の設置による照会体制の強化、CPP(Common Purchase Point:偽造されたカードの真正な所有者が共通に利用している店舗)に関する情報の収集、不正使用防止に極めて有効であると考えられるICカードの導入等の対策が進められている。


注:真正なカードの電磁的記録を、磁気情報読取装置(スキマー)を用いて取得する行為

 6 カード犯罪

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