第9章 公安委員会制度と警察活動のささえ 

(2)政策評価

 平成14年4月に行政機関が行う政策の評価に関する法律が施行されたことに伴い,国家公安委員会及び警察庁は,14年3月,警察に関する政策を対象とした政策評価を体系的に継続して実施するための基本的事項を定めた「国家公安委員会及び警察庁における政策評価に関する基本計画」(以下「基本計画」という。)を策定した。基本計画は,同法及び13年12月に政府が決定した政策評価に関する基本方針に基づいており,国家公安委員会と警察庁の組織の特性や,警察に関する政策の特性を踏まえた内容となっている。また,この基本計画を踏まえ,国家公安委員会及び警察庁は,14年3月,14年に実施する政策評価の概要を記載した「平成14年政策評価の実施に関する計画」を策定・公表し,これらに基づき政策評価を実施することとした。国家公安委員会及び警察庁における政策評価に関する情報については,インターネットの警察庁ホームページ(http://www.npa.go.jp)参照。

[平成14年中の政策評価実施状況]
○ 実績評価
 ・3月 実績評価計画書で8の基本目標と25の業績目標を設定し,同計画書を公表。
 ・3月 実績評価結果報告書で各業績目標の実現状況を公表。
○ 事業評価
 ・8月 警察庁予算の概算要求の重点事項とする政策について事前の事業評価を実施。
 ・10月 平成15年度予算概算要求の重点事項に関する事業評価結果報告書でその結果を公表。
○ 総合評価
 ・10月 警察改革の推進に関する総合評価経過報告書で警察改革の推進状況を公表。
 ・12月 15年から評価の対象とする行政課題として,「街頭犯罪・侵入犯罪の発生を抑止するための総合対策の推進」を選定。
○ その他
 ・3月,9月,12月 学識経験者等で構成される警察庁政策評価研究会を開催。

 

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