1 国民の理解の増進(基本法第20条関係)
トピックス 全国犯罪被害者支援フォーラム2018
警察庁では、犯罪被害者支援に携わる関係機関及び民間被害者支援団体の関係者が参加し、講演やパネルディスカッション等を通じて、犯罪被害者支援のための知識の向上や緊密な連携の強化を図ること等を目的に、毎年、全国被害者支援ネットワークと共同で全国犯罪被害者支援フォーラム(以下このトピックスにおいて「全国フォーラム」という。)を開催しており、30年度で23回目を迎えた。
30年度の全国フォーラムは、10月、東京都千代田区「イイノホール」において秋篠宮同妃両殿下の御臨席の下、「被害者支援のあゆみと、これからの支援に向けて」をテーマに開催された。
犯罪被害者支援功労者・功労団体等表彰では、多年にわたり犯罪被害者支援活動に尽力し、多大な功労があったと認められる犯罪被害相談員等に対して、警察庁長官及び全国被害者支援ネットワーク理事長による連名表彰等が行われた。
講演では、犯罪被害者遺族の加藤裕司氏から、「明日を生きる」をテーマに、命の大切さ、犯罪被害者遺族の感情、裁判員裁判制度の現状等について、自身の体験に基づき講演が行われた。
また、パネルディスカッションでは、コーディネーターとして川本哲郎氏(京都犯罪被害者支援センター理事、同志社大学法学部教授)、パネリストとして森田ひろみ氏(いばらき被害者支援センター、NNVS認定コーディネーター、臨床心理士)、川村政生氏(埼玉県県民生活部防犯交通安全課主幹)、伊東秀彦氏(弁護士、千葉県弁護士会犯罪被害に関する委員会委員長、みどり総合法律事務所)及び丸山彰久氏(警察庁長官官房給与厚生課犯罪被害者支援室室長(当時))を迎え、「関係機関との連携の『これまで』と『これから』」をテーマに議論が行われた。