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第4章 支援等のための体制整備への取組

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2 調査研究の推進等(基本法第21条関係)

コラム17 性犯罪・性暴力被害者の置かれている状況

平成29年度に内閣府が実施した「男女間における暴力に関する調査」によれば、「無理やり性交等された被害経験」を有する者は、回答者総数の4.9%を占めており、これを男女別でみると、女性は7.8%、男性は1.5%であった。

無理やり性交等された被害経験
無理やり性交等された被害経験

「無理やり性交等された被害経験」を有する者のうち、「どこ(だれ)にも相談しなかった」者が56.1%を占めており、その相談しなかった理由の回答比率については、「恥ずかしくてだれにも言えなかったから」が52.2%と最も高く、次いで「自分さえがまんすれば、なんとかこのままやっていけると思ったから」が28.3%、「思い出したくなかったから」が22.8%であった。

一方、「相談した」者が39.0%を占めており、その相談先の回答比率については、「友人・知人」が25.0%と最も高く、次いで「家族や親戚」が13.4%、「警察」が3.7%であった。

無理やり性交等された被害の相談先(複数回答)
無理やり性交等された被害の相談先(複数回答)
相談しなかった理由(複数回答)
相談しなかった理由(複数回答)

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