警察庁 National Police Agency

警察庁ホーム  >  犯罪被害者等施策  >  公表資料の紹介:犯罪被害者白書  >  平成30年版 犯罪被害者白書  >  コラム15 性犯罪被害相談電話に係る全国共通電話番号の導入

第4章 支援等のための体制整備への取組

目次]  [戻る]  [次へ

1 相談及び情報の提供等(基本法第11条関係)

コラム15 性犯罪被害相談電話に係る全国共通電話番号の導入

第3次基本計画において、被害が潜在化しやすい犯罪被害者等に対する相談体制の充実等が盛り込まれ、性犯罪被害者支援の充実に関し、相談窓口の認知度の向上や相談しやすい環境の整備等が掲げられた。

これを踏まえ、警察庁では、平成29年8月から、各都道府県警察が設置している性犯罪被害相談電話につながる全国共通電話番号を導入した。

従来、各都道府県警察が設置している性犯罪被害相談電話については、都道府県警察ごとに個別の電話番号が設けられていたことから、一般的に認知度が高くなく、また、相談者が電話をかける際、個別の電話番号を調べなければならず、利便性が高いとはいえないなどの問題があった。

そこで、シンプルな全国共通電話番号を導入することにより、相談窓口の認知度の向上を図るとともに、相談者が相談窓口にアクセスしやすくするなど、性犯罪被害者が相談しやすい環境を整えることとしたものである。

全国共通電話番号は、性犯罪被害に理解の深い関係者等からの意見も踏まえ、「#8103」を採用し、同番号に電話をかけると、発信地を管轄する都道府県警察の性犯罪被害相談電話につながるようになっている。

同番号は、警察が性犯罪被害者の心(ハート)に寄り添うことをイメージし、また、親しみやすいものとするため、「ハー(8)・ト(10)・さん(3)」と呼んでおり、ポスター等による広報を行っている。

なお、各都道府県警察の個別の性犯罪被害相談電話の番号についても、引き続き利用が可能である。

性犯罪被害相談電話に関する広報ポスター
性犯罪被害相談電話に関する広報ポスター
全国共通電話番号のイメージ
全国共通電話番号のイメージ

目次]  [戻る]  [次へ

警察庁 National Police Agency〒100-8974 東京都千代田区霞が関2丁目1番2号
電話番号 03-3581-0141(代表)