第1節 第3次犯罪被害者等基本計画の策定経緯
3 第2次犯罪被害者等基本計画の見直しに関する要望意見の募集
基本法では、犯罪被害者等施策の適正な策定及び実施に資するため、犯罪被害者等の意見を施策に反映し、当該施策の策定過程の透明性を確保することとされている(基本法第23条)。
これを受けて、第3次基本計画の策定に当たっては、犯罪被害者等やその支援に携わる者を始めとして、広く国民一般から、第2次基本計画の見直しに関する要望意見を募集し、これを踏まえて検討が行われた。要望意見の募集方法としては、郵送やインターネットを通じて広く要望意見を募集するとともに、犯罪被害者団体、犯罪被害者等の援助を行う民間の団体からは、直接、要望意見を聴取した。その結果、70人及び56団体から約350項目の要望意見が寄せられた。
図表1-2 要望意見の募集