6-3 二次的被害との関係
主観的回復度と、事件後に関わった人々から傷つけられることがあったと感じたか否かとの関係を見ると、事件後に関わった人々から傷つけられたと感じた人ほど、回復度が低い。二次的被害が、回復を妨げている要因の一つであることがうかがえる(図表6-10、図表6-11、図表6-12)。特に、家族・遺族から傷つけられたと感じた人が最も回復度が低く、身近な人からの二次被害の方が、回復を妨げる影響を与えていると考えられる(図表6-11)。
図表 6-10 加害者関係者による二次被害と回復状況の関係
図表 6-11 家族・親族による二次被害と回復状況の関係
図表 6-12 捜査や裁判等を担当する機関の職員 (警察官、検事、裁判官等)による二次被害と回復状況の関係
(参考) 図表 6-13 二次被害の有無