5-1 事件との関係
重症精神障害相当(K6の合計値が13点以上)の被害者を類型別に見ると、性犯罪及び殺人・傷害等で多くなっている(図表5-1)。また、重症精神障害相当にある人と、加害者との関係を見ると、加害者が判明している人のうち、最も割合が低いのが「全く無関係な人」となっている。被害者との関係性が密接になっていることが、K6の数値を高める要因の一つとして考えられる(図表5-2)。さらに、この1年間に経験した出来事との関係を見ると、重症精神障害相当層では、「不起訴となった」、「少年院送致以外の保護処分が確定した」、「加害者が刑務所・少年院から釈放された」という出来事を体験しているという回答の割合が高くなっている(図表5-3)。
図表 5-1 被害類型別、K6得点

図表 5-2 加害者と被害者の関係別、K6得点

図表 5-3 K6得点別、体験した出来事
