2 インターネットバンキングに係る不正送金事犯の情勢
令和3年におけるインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生件数は584件、被害額は約8億2,000万円と、前年に比べて減少した。その被害の多くは、金融機関等を装ったフィッシング(注)によるものと考えられる。
注:銀行等の実在する企業を装って電子メールを送り、その企業のウェブサイトに見せかけて作成した偽のウェブサイト(フィッシングサイト)を受信者が閲覧するよう誘導し、当該サイトでクレジットカード番号や識別符号を入力させて金融情報や個人情報を不正に入手する行為
図表3-2 インターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生件数の推移(平成29年~令和3年)

図表3-3 インターネットバンキングに係る不正送金事犯の被害額の推移(平成29年~令和3年)
